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「私を置いて 世界が感動している――」高校最後の運動会 「選ばれなかった」私が、抱えてきた劣等感

5/23(木) 7:00配信

withnews

 キラキラした高校生活を夢見るも、周囲の友だちのようになりきれない自分が嫌になる。もっと素直になりたいのに、傷つくのに怯え、感情を出せない……。マンガのSNSを運営するコルクBooksとwithnewsがコラボし、「#運動会の黒歴史」をテーマに作品を募集した企画。大賞に決まったのは、やり場のない青春時代のモヤモヤを描いた、小柳かおりさん(37)の「みんなチアになりたかった」でした。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)

【漫画はこちら】「私を置いて 世界が感動している」 高校最後の運動会が終わる 「私」の悔しさと劣等感

「みんなチアになりたかった」

 主人公の女子高校生が通う学校では、運動会の応援合戦として、一部の生徒たちによるチアリーディングが伝統になっていました。チアガールの華やかなダンスとはじける笑顔に、主人公は1年生のころから憧れを持っていました。

 3年生になったとき、主人公は念願のチアガールに立候補します。ところが、3年生のチアガールの定員が8人なのに対し、立候補したのは10人。2人があきらめなくてはならない状況です。

 主人公はくじ引きで決めようと提案しますが、チア経験者であるチームリーダーは「10人でお互いに投票し合って得票数で決めるね」と、半ば強引にすすめてしまいます。主人公も、それ以上反論することはできません。

 実は立候補した人のうち、リーダー含む8人は仲良しグループ。クラス替えで、途中からグループの女子と仲良くなった主人公は不利な立場でした。

 投票ののち、授業中にリーダーの女子生徒から渡された手紙には、「ごめんね」の文字。主人公の落選を伝える手紙でした。

 ≪仕方のないこと わかってはいても 不公平感による悔しさと 劣等感が残った≫

 チアガールに選ばれなかった主人公は、徐々にグループ内でも疎外感や居所のなさを感じ始めます。選ばれた生徒と自分を比べては卑屈な気持ちになってしまい、グループを離れ、別の友だちと行動するようになります。

 そんななか、ある出来事が起こるのでしたーー。

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最終更新:5/23(木) 7:00
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