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ドコモ「スマホおかえし」お得になるのはどんな場合?

5/21(火) 9:00配信

アスキー

ドコモの「スマホおかえしプログラム」を解説。夏モデル「Xperia 1」はドコモが最安だ。

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ドコモが「スマホおかえしプログラム」を発表 筆者撮影
 
 5月16日、NTTドコモは夏モデルの新製品とともに、新しい端末購入の仕組みを発表しました。ここ最近、分離プランへの移行という転換期を迎えたこともあり、携帯キャリアから大きな発表が相次いでいます。そろそろウンザリしてきた人もいるかもしれませんが、しっかり読み解いていくとドコモをお得に使い続ける方法が見えてきました。
 
■縛りのない36回払い「おかえしプログラム」
 ドコモの「スマホおかえしプログラム」は、36回払いで端末を購入し、途中で端末を返却すると、分割支払金の最大12回分が免除されるというもの。すでにauやソフトバンクも導入している、いわゆる残価設定ローンです。
 
 単に「36回払い」だけを利用して端末を買うこともできますが、おかえしプログラムを利用すれば、「2年で返却して残り1年分を払わない」または「3年使い続ける」という2つの選択肢を得られることになります。
 
 当初、他キャリアでは同種プログラムの再契約が条件になるなど、強い縛りが批判を浴びました。これを踏まえ、ドコモの場合は購入時こそ回線契約は必要ですが、36回払いの途中で他キャリアに移ってもプログラムは有効なまま。ドコモに「3年縛られる」わけではありません。
 
 ドコモによれば、スマホを3年使う以上ユーザーは43%を占めているとのこと。今後は楽天の参入や5Gの開始などさまざまな変化が予想される中、3年を待たずに他キャリアに転出したり、端末を買い換えたりするオプションを持てるのはメリットです。
 
 一方で、スマホは「中古業者に下取りに出す」選択肢もあります。iPhoneのように、端末によっては2年を過ぎても高値で買い取ってもらえるからです。このあたりは端末の下取り価格以外に、査定条件などを比べながら検討することになるでしょう。
 
 なお、ドコモユーザーがおかえしプログラムを利用して端末を買う場合、月々サポートが残っている場合はそこで終了。docomo withの場合、既存の料金プランを変えない限り1500円引きの特典を維持したまま新機種を購入できるとのことです。
 
■ドコモ夏モデルは端末自体が安い
 「おかえし」のメリットは分かりましたが、キャリアの端末はもともと価格が高いとの声もありました。これに対して、ドコモの夏モデルは一括価格自体が安い点にも注目です。
 
 大手3キャリアが取り扱う「Xperia 1」の場合、ソフトバンクの13万6320円、auの11万2320円に対し、ドコモは10万3032円。「Galaxy S10+」はドコモのほうがauよりも2万円近く安く、「Pixel 3a」のドコモ版はSIMフリーよりも安く設定されています(いずれも税込価格)。
 
 背景について、ドコモの発表会では「メーカーから調達した価格に粗利を上乗せしているが、粗利の部分を努力した」との説明があり、ドコモが利益を削っていることが明らかになりました。
 
 価格面では「HUAWEI P30 Pro」も注目されています。メモリー6GB版の欧州向け価格は899ユーロ(20%の税込)であるのに対し、FeliCaを搭載するなど日本向けにカスタマイズしたドコモ版は1万円ほど安い8万9424円に設定されています。
 
 ただ、気になるのは米国政府の動きです。発表会当日には米国がファーウェイへの輸出規制を発表したとの報道があり、ドコモの吉澤和弘社長は「状況を見ながら対応していく」と説明。関係者からも困惑している様子が伝わってきました。
 
■3~4万円台のミッドレンジが充実
 あの手この手でハイエンド端末を安く買える施策を導入したドコモですが、「もうスマホはミッドレンジで十分」と考える人もいるでしょう。
 
 夏モデルでは3~4万円のミッドレンジが充実しています。ソニーモバイルの「Xperia Ace SO-02L」は、従来のコンパクトモデルに近いサイズで、質感はハイエンドほどではないもの防水やおサイフなど基本機能が充実しています。
 
 夏モデルの全機種は6月1日以降に発売される一方で、5月31日には月々サポートやdocomo withの新規受付が終了します。最後の週末には店舗の混雑も予想されるだけに、旧プランを活用したい人はそろそろ動き始めると良いでしょう。
 
文● 山口健太

最終更新:5/21(火) 9:36
アスキー

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