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【日本ダービー】角居調教師が激白した4戦無敗サートゥルナーリアの勝算

5/21(火) 21:48配信

東スポWeb

【日本ダービー(26日=日曜、東京芝2400メートル)講談師・旭堂南鷹が直撃】満天下注目の大一番、第86回日本ダービーが刻一刻と迫っている。2016年生まれの3歳馬7071頭の頂点に最も近いのは4戦無敗の皐月賞馬サートゥルナーリア。05年のディープインパクト以来となる、7頭目の無敗の2冠馬を目指す。陣営の勝算は? 同馬を管理する角居勝彦調教師(55)とは旧知の講談師・旭堂南鷹が本紙独占インタビューで核心に迫った。

 ――いよいよ日本ダービー。断然人気が予想されますが、プレッシャーはありませんか

 角居調教師:ウオッカ(07年)の時、私は当日に栗東で朝の調教をつけてから東京に行きました。なるべくダービーのことは考えないようにしていましたね。幸いにも勝つことができた。それからもたくさんの経験を積ませてもらったので過度の緊張ということはありません。

 ――再来年の2月で調教師引退が決まっています。ご実家の天理教の教会を継がれるとのことですが、信仰が競馬に役立つことはありますか

 角居調教師:そうですね。第三者的な目を持つには、あがめる神(宗教)というものがあったほうがいいと思う。もし、結果が失敗だったとしても俺のせいじゃないよ、と開き直ることもできるしね。

 ――ダービーでも勝利を祈願されますか

 角居調教師:勝ち負けの祈りをささげることはないけど、馬の無事は毎日祈ります。お祈りをすることで、いつもの競馬ができるように、馬の実力を出させてあげられるように…そういう心持ちになりますね。日々、常に神様の存在を意識していることが大切なんだと思います。

 ――これまで神様の力を感じた勝利は

 角居調教師:瞬間、場面で神の力を感じたことはないけど、見えない何かの支えや流れを感じること、勝てる気がすることはありますね。

 ――サートゥルナーリアのダービーは流れを感じますか

 角居調教師:まだ何も感じてないなぁ。

 ――先生がもうひとつ尽力されている馬のセカンドキャリア(角居調教師は引退馬のキャリア支援を主たる目的とした「サンクスホースプロジェクト」のプロジェクトファウンダーを務めている)は、競走馬をつくる、勝たせるためのアプローチとは全然違いますよね

 角居調教師:基本は、やはり強い馬をつくるのが仕事だからね。弱い馬は淘汰されて消えていく世界だから自分ひとりではできない。そこを助けてくれる人とたくさん出会えた。違う競技や職種の人を知ることによって、これまでの固定概念ではない技術があることを知りました。

 ――ということはサートゥルナーリアにも役立っている

 角居調教師:テンションの上げ方や、馬にまたがりながらリラックスさせる技術を学ばせてもらいました。皐月賞は中106日という競馬。仕上げる中で馬のスイッチの入れ方なんかは難しかったけど、そういう人たちから得た知識と経験が大いに生きたと思います。といっても未知との闘いでしたけど、内心では大丈夫、大丈夫、俺には神様がついてると思ってやってましたけどね。

 ――まさかの乗り替わりになりました。試練が続きます

 角居調教師:天理の教えに「陽気ぐらし」というのがあります。どんな困難も前向きに考えるというものです。今回の乗り替わりも、今は楽しみのほうが大きいです。サートゥルナーリアは、兄のエピファネイア(GI・2勝)のように乗り難しい馬ではないので、そんなに心配はしていません。仮にエピファネイアでも、レーンはかかる馬でも上手に乗るので乗せてみたくなるよね。

 ――最後に今の心境は

 角居調教師:結果は神のみぞ知る。

 ――結果はおのずとついてくると

 角居調教師:今の時点では、まだそこまでは言えないかな。

 ――最後に抱負をお聞かせください

 角居調教師:緊張感と使命感のようなものは、きっちりと感じています。順調にきていますし、競馬までしっかりと馬をつくっていきます。令和最初の歴史的なダービーです。競馬場に来て応援してください。

☆すみい・かつひこ=1964年3月28日生まれ。石川県出身。2001年開業。トレーナー部門のJRA賞(最高勝率、最多勝利、最多賞金獲得)など表彰歴は多数。JRA重賞は78勝でウオッカ(日本ダービー、ジャパンCなどGI・7勝)、カネヒキリ(交流含めてGI・7勝)など数々の名馬を育てた。シーザリオでアメリカンオークス、ヴィクトワールピサでドバイワールドカップ制覇など、海外にも強く「世界の角居」とも呼ばれている。

☆きょくどう・なんおう=1973年6月13日生まれ。大阪府茨木市出身の講談師。マイケル・ジャクソンの自伝「ムーンウォーク」を読んで講談師の道へ。演目は競馬、マイケル・ジャクソンの他に「五代友厚」をシリーズ化。今年は「安室奈美恵」も創作。7歳のころから競馬の魅力に取りつかれ、角居勝彦調教師とは松田国英厩舎の調教助手時代からの知り合い。夢はグラミー賞朗読部門。宮崎県都城市観光大使。

最終更新:5/21(火) 21:48
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