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【尾車親方の目】朝乃山、正攻法で開眼…本当に強くなった

5/22(水) 8:03配信

スポーツ報知

◆大相撲夏場所10日目 ○朝乃山(寄り切り)正代●(21日・両国国技館)

 朝乃山は本当に強くなった。正代との一番、立ち合いは胸で当たり、左上手は取れなかったものの、突っ張って前に出て、最後は左を差して寄り切った。勢いのある攻撃相撲だった。

 入門した時から注目していた。187センチ、177キロの体は胸板が厚く、足も太く、実にバランスが取れている。私の現役時代の大関・北天佑さん(故人)によく似ている。豪快相撲を持ち味にしていた北天佑さんのような力士に成長してほしいとも願っていた。

 これまでは前半は良くても、後半に崩れるというパターンがあった。開眼したという言葉を使ってもいいかもしれない。急成長の背中を押しているのは、正直過ぎる負け方である。相手に対して、いつも正攻法で立ち向かい、その度にごまかされて負けていた。若手が引き技で勝ってもなんの意味がない。愚直な負け方も力士を育てる。それを朝乃山が証明している。高砂親方(元大関・朝潮)もいい弟子を持ったものだ。(スポーツ報知評論家)

最終更新:5/23(木) 8:23
スポーツ報知

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