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「男女で分断せずに1つの問題として報じることが大事」元TBSアナの小島慶子さんらが今後のメディアの役割に言及

5/21(火) 7:50配信

ハフポスト日本版

東京都文京区の東京大学で5月17日、メディアと表現について考えるシンポジウムが開かれた。同シンポジウムは、2017年に発足した「メディア表現とダイバーシティを抜本的に検討する会」が度々開催しているもので、今回が5回目の開催となる。

第5回のテーマは、『私が声を上げるとき』。

当日は、エッセイストの小島慶子さんやライターの武田砂鉄さんらが登壇し、声をあげにくい社会の現状や最近の出来事から浮かび上がるメディアの課題と役割について約2時間にわたり議論。昨今メディアで報じられる様々な問題で、男女で分断されて報じられていることに疑問が投げかけられた。【ハフポスト日本版 小笠原 遥】

元NGT48の山口真帆さん暴行問題に感じる違和感

シンポジウムではまず、ファンから暴行被害を受けたことを巡って所属事務所と対立し、ツイッターなどで声をあげ続け、先日グループを”卒業”した元NGT48の山口真帆さんに言及。

小島慶子さんは「最も声をあげにくいだろうし、もしあげたらかなりの不利益を被るであろうアイドルが声をあげたという意味では、ここ最近の非常に大きな動きだったと思う」と語った。

これについて武田砂鉄さんは、「暴行された人がステージにあげさせられて謝罪をさせられるというのは、そもそもがおかしくて。これを、『女性だから』とか『アイドルだから』という見方でかわいそうとするのはおかしい。男とか女という性別の問題でくくられて論じられてはいけない」と指摘した。

「声をあげた人が良しとされるべき」読売テレビの“不適切報道”と責任の所在

続いて話題は、読売テレビのニュース番組「かんさい情報ネット ten.」で5月10日、見た目で性別がわかりづらい人を取材した際にリポーターの芸人が保険証を提示させたり、胸を触ったりするなどし、しつこく確認していた企画の問題へ。

生放送中に厳しく批判したコメンテーターの若一光司さんが声をあげたことや放送後の対応、責任の所在について議論が及んだ。

小島さんは、先の放送について、男女の性別を無理やり明確にしようとする企画の内容自体が不適切なものだったと印象を語った。

その上で、「報じられた当初、スタジオで怒るなんてお前ふざけるなという声もあった。ここがポイントだと思う。『こんなの有り得ない』と声を上げることは良しとされるべきだし、そういう見せ方や空気をメディアが作ることが大事。ところが先の番組では、VTRが終わると、まるで『怒った人がいる、やばい』という雰囲気になっていた。これ自体がおかしなこと。声をあげた人がなぜ怒ってるのか、そこを考えないと」と指摘。

一方で武田さんは、放送後の対応と責任の所在について言及。

「(問題となった企画の)VTRが終わってスタジオに戻った時、女性のアナウンサーがあやふやに答えてしまっていたところを見て、いろんな立場を代表していて大変なんだなと見ていたが、翌日になると真っ黒なスーツを着て1番はじめに謝罪させられていた。ロケのリポーターだった芸人の藤崎マーケットも、ブログで謝罪をしていた。『自分も編集に立ち会うべきでした』なんて書いていたけど、そんなこと彼らにできる訳が無いと思う」と放送後に対応に終われたアナウンサーと芸人についての自らの見解を語った。

それを踏まえ、「責任があるのはロケを企画をした制作側なのに、あれ(あのような取り上げ方)では彼女や彼らのようなアナウンサーや芸人が、悪者のように映ってしまうし、その人たちが今回の問題を抱えなきゃいけないというのは...」と違和感を語っていた。

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最終更新:5/21(火) 9:52
ハフポスト日本版

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