ここから本文です

ミニチュア作家・田中智氏の世界におじゃまします! 1/12サイズの家はキッチンもスイーツもリアル

5/21(火) 18:31配信

SUUMOジャーナル

指に乗せたミニチュアの「とん汁」でブレイク。インスタグラム25万人のフォロワーをもつ、ミニチュア作家の田中智さん。現在は、国内外の個展や本の出版、ミニチュア教室の講師、クラフトメーカーのアドバイザーなど多岐に渡って活躍、世界から注目されている作家さんです。そんな田中さんに、ミニチュアの魅力をうかがいました。

思ったより小さい!1/12サイズだから表現できる世界観

1/12サイズのミニチュアの世界。家具、お皿、カトラリー、シューズ、アクセサリー、パン、ケーキ、観葉植物。実際に見ると、思ったよりも繊細で小さい!「みなさんがよく見る食玩やリカちゃんが1/6サイズ。だから、見慣れない大きさかもしれませんね」。1/12はドールハウスの基本サイズ。「実物の1/12サイズは、ギリギリ表現できるかできないかの小ささ。つくっていて、よくできたスケール感だなと思います。手のひらに置いて見たときに一目で全体像が分かるから、情報量もちょうどいい」。指を入れて撮影しないと、ミニチュアだと分からないリアルさに驚かされます。

子どものころからモノづくりが大好き

田中さんのモノづくりは子どものころから始まります。「ドラクエとかのゲームに出てくる武器を、自己流で紙粘土でつくり、水彩で着色までしていました」。昔のゲームは3Dではないので、正面は分かりますが、うしろまでは分かりません。「そこを想像しながらつくるのが好きだったんです」と笑いながら教えてくれました。

実際にミニチュアにハマったのは、トラックドライバーをしているころに出合った樹脂粘土。「それが実に衝撃的で。紙粘土でつくった食べ物はパサパサして美味しくなさそうだったのに、樹脂粘土は透け感があるので、食べ物独特の表面加工が自由にできる。素材が変わるとこんなにも美味しそうにできるのかと。ミリ単位のミニチュアは技術的にも難しく、どうやったらよりリアルになるのかと考えながらつくるのが面白くて、目に付いて面白そうなものは何でもつくっていましたね」

ミニチュアならではのリアル感、SNSでどう見せる?

作品で大切にしてるのは、世界観や雰囲気、説得力。「教室で生徒さんを抱えているので、つくる素材は絞りたい」と、素材は基本的に樹脂粘土「グレイス」を使いますが、布を紙で表現したり、粘土で表現できないときはプラスチックを使ったり。小さな瓶に貼るラベルは、通常の紙をヤスリをかけて薄くします。「完成がすべてで、プロセスは頭の体操」と田中さん。ふふ。子どものころと変わりませんね。ミニチュアのリアル感は、資料や写真、モノをしっかりと見ることも大切ですが、時にデフォルメすることも必要だそうです。
「写真を撮影することが大前提。だから、ミニチュアの顔(正面)や凹凸を意識して、光を当てたときの陰影まで考えながらつくります。いつも自分が撮影しているので、それは自然と身に付きました」

ミニチュアと撮影。そこには、田中さんとSNSの歴史があります。かなり早い段階からSNSに注目して、自分の作品を撮影しては公開。SNSのはしりと言われるHPの掲示板から始まり、ブログ、ツイッター、インスタとメディアを変えながら情報を発信していきます。「HPやブログは自分の認知度を知る手だてはありませんでしたが、ツイッターやインスタはフォロワーの数で自分の認知度が分かる。SNSが流行し始めた3、4年前に公開、1カ月くらいで1万2万と増えていく。そこでようやく、自分がやってきた手応えを感じました」

1/3ページ

最終更新:5/21(火) 18:31
SUUMOジャーナル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事