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映画のオリジナルカクテルを作るバーで「ボヘミアン・ラプソディ」、「カメラを止めるな!」をカクテルにしてみた

5/21(火) 18:42配信

テレ東プラス

渋谷に映画の魅力を深く堪能できるバーがあるのをご存知だろうか? バーテンダーの知識が豊富で、お気に入りの作品を言えば、そのイメージでオリジナルカクテルを作ってくれる。映画を観た後で、味覚とともに余韻に浸ることができるのは、この場所ならではだ。

今回は、そんな映画バー「八月の鯨」を訪ねてみた。

時代の荒波をくぐり抜けてきた歴史あるバー

渋谷のセンター街にある「八月の鯨」は、2階と地下1階でお店を構えている。看板に描かれた映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の写真が印象的だ。満席になることも多い人気店のため、この日は開店前からお邪魔させてもらった。

創業のルーツは、先代オーナーが1949年に「BAR門」をオープンしたこと。その後、1989年にビルを建て替えた際に、その息子3人が店を引き継ぎ、それぞれのフロアで各自のバーをオープン。映画好きの三男が「八月の鯨」のオーナーになり、作品をモチーフにしたカクテルを提供するようになった。

階段や入り口の壁には、あらゆるジャンルの名作映画の写真が並び、お店への期待を高めてくれる。そして、ドアをくぐると、迎えてくれたのはチーフバーテンダーのスタッフ46さん。店舗のポリシーとして、お客さんとの程よい距離感を大切にしているため、本名や年齢は公表していないそうだ。現在、2フロアを合わせて15名弱のバーテンダーが在籍している。

店名となった『八月の鯨』は、1987年に公開された映画。「人生の半分はトラブルで、あとの半分はそれを乗り越えるためにある」というセリフが有名だが、当時のオーナーもそれに感銘を受けのだろうか。

「初代のオーナーは戦争の直後にこの土地を買い取って開業しているので、時代の荒波をくぐってきたのではないかと思います。その苦労を間近で見てきたオーナー(息子)は、自らの経営に活かそうとしたのかもしれませんね」(スタッフ46さん)

2万本以上の映画をオリジナルカクテルで楽しめる!

映画をモチーフにしたオリジナルカクテルは、メニューに載っているだけで70~80種類。内容は頻繁に更新しているが、掲載している作品は人気作品を中心に構成している。

国やジャンルにこだわらず、さまざまな映画を取り上げており、インド映画が入ることもあるそうだ。

赤い枠内は今注目の映画作品。毎回色々な作品をピックアップしており、この日はアカデミー作品賞にノミネートされた作品が特集されていた。メニューに載っていない作品名でもオーダーできるそうだが、一体どれくらいの数のオリジナルカクテルを扱っているのだろうか。

「メニュー数はキリがないですね。スタッフが今までに観た映画の数だけあると考えた方がいいと思います。1人あたり2,000本と考えたら、10人で2万本ですから」

あまりにマニアックな作品の場合は、状況によって希望に添えない場合もあるが、年間200~300本の映画を各バーテンダーが観ているため、大抵の作品はオーダー可能。俳優名でオーダーすることもできる。

「最近よく注文を受けるのは、『キングスマン』に出演したコリン・ファース。あとは、昨年のアカデミー主演男優賞に選ばれたゲイリー・オールドマンも人気ですね。カッコイイ“おじさん俳優“を好きな人が、どんどん増えている印象です。『あの作品の頃の○○』など具体的なイメージを伝えてもらえれば、それを参考に作ることもできます」

映画に登場するキャラクターでオーダーすることも可能。ジブリ作品は安定した人気で、『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル作品も注文が多いのだとか。中でも、アイアンマンとスパイダーマンの人気が高いという。

また、コアな映画ファンは、監督の名前でオーダーすることも。『マイ・マザー』や『Mommy/マミー』を手掛けたグザヴィエ・ドランなど、知る人ぞ知る監督名を出されることもあるそうだ。

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最終更新:5/22(水) 17:37
テレ東プラス

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