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【バレー】山口かなめ「大学時代の仲間が『クウが決めたことならいいんじゃない』って」大野果奈・岩崎紗也加・篠原沙耶香・ラーマット アルハッサン NEC退団選手コメント

5/21(火) 12:10配信

バレーボールマガジン

 NECレッドロケッツは去る4月25日、黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会をもって退団する5選手を発表した。

 黒鷲旗大会中に退団する5選手にお話を伺った。

(取材日5月1日、2日)

山口かなめ

――退団の発表が出てしまいました。そこに至るまでの気持ちの動きは?

山口:今シーズンに入る前にあと1年と決めてたんです。自分のプレーもちょっとずつうまくいかないことも出てきたし…。今年30になるんですけど、今までずっとバレーをやってきて、バレーに育ててもらって。でも、他のことも知りたいというか、そういう気持ちも出てきたし、下の世代の子の成長を願ったりとか。いろんな部分含めて今年だなって思って。
まだできるかもしれないけど、どこかでいつかは決めないといけないことなので。この機会を逃したら(やめるタイミングが)わかんなくなっちゃうなって。そう考えると、なんか、今だなって。

――山口選手は東海大学ゴールデンエイジ(同期に近江あかりさん、吉村志穂さんなど)とでもいいますか。あの輝かしい世代も一人また一人コートを去られるので寂しい限りです。

山口:ラインのグループがあって、何かあるたびにみんなでラインを送りあったりとか、個々にも会ったりとか結構してるので、いつまでたっても仲間って感じはすごくありますね。

――今回の決断について、その仲間の反応は?

山口:そっかあ、って。「まあクウ(山口選手のコートネーム)がやりきったって思ったなら、クウが決めたことならいいんじゃない」って感じですね。別に止めたりとかはないし、みんな私が決めたことに賛成してくれるので。ラスト頑張ってね、という感じでした。

――先輩セッターの秋山(美幸)さん(元NEC。現・青山学院大学監督)は、昨日(取材日:5月2日)デンソー相手にジャイアントキリングをしましたね。指導の方向には?

山口:うーん、あまり(笑)。がっつりバレーにかかわるとまたやりたくなっちゃうんじゃないかな、と。たまに行って教えるくらいがちょうど良いんですよ。自分。バレー教室とか。指導者はあまり考えてないかな。

――これまでのセッター人生を振り返って。

山口:たくさん良い思いもさせてもらったし、逆に苦しい時期もあったし、山あり谷ありみたいな感じのセッター人生だったのかなと思います。

――次代の後輩たち、バトンを渡すセッターの後輩に対しては?

山口:自分らしさを思いっきり出してやってもらいたいなと思います。一番の年上やメインであげてたセッターが辞めてしまうと、次のセッターはやっぱり比べられてしまう…人にも比べられたり自分でも比べてしまったり。やっぱり苦しい思いとかもしちゃうかもしれない。
私はしちゃったんですよ。Vリーグに入った時。前のチームでもそうでしたし、NECに入って秋山さんと優勝して、その後とか。もちろんそのセッターの方達が比べているわけではないんですけど、まわりの声とかは自分も意識してしまうから。やっぱりすごい人たちなので…そういう人たちに比べたら確実に私はプレーでは劣っていると(思ってしまう)。
でもそういう中で(先輩と)比べるんじゃなくて、自分らしさを出して、自分で(自分のセッター像を)作っていってほしいな、と。自分で作ったものでチームの軸になったりチームを勝たせたり、そういうことができるようになって、ちょっとずつ私もチームの軸になれたのかなと感じているので。
あまり比較はせずに、自分らしさを前面に出して、相手を倒しに行く気持ちと仲間を全力で助ける気持ちを常に持ってほしいなと思います。

――ファンの方へ一言。

山口:長い間、たくさん応援ありがとうございました。良い時もあったし、悪い時もあったんですけど、変わらずいつでも温かく見守ってくれて、声をかけてくれて。そういう人たちの言葉にすごく勇気をもらったし、元気をもらったし、「もう一回頑張ろう」っていう気持ちや感謝の気持ちなどももらえたので今まで頑張れたと思います。私の退団後も引き続きNECの応援をよろしくお願いします!

背番号:7
コートネーム:クウ
ポジション:セッター
生年月日:1989.11.6
出身地:兵庫県川西市
出身校(前所属):四天王寺高校→東海大学→JTマーヴェラス

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最終更新:5/21(火) 12:10
バレーボールマガジン

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