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『Google抜き』のHuaweiスマホはどうなる? 中国の事例から考えてみる(山谷剛史)

5/21(火) 11:15配信

Engadget 日本版

米Googleがファーウェイ(HUAWAI)との一部ビジネスを停止したと報じられている。販売済の端末についてはGoogle Playを提供するが、今後出る端末については、Androidこそ利用できるが、Google Play、Gmail、YouTube、Chrome、Google マップなどグーグルのアプリがプリインストールされないことになる。またAndroidのバージョンアップはできなくなるという。

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中国でもこの話は報じられているが、中国国内においては、ITニュースをチェックするような消費者しか興味はわかないだろう。なぜなら中国からGoogleの各サービスをブロックし、利用できないというのが理由のひとつ。またここに挙げたGoogleの各種アプリをプリインストールしているAndroidスマートフォンは中国では販売されていないというのがもうひとつの理由だ。 Google検索をリプレースできる百度(Baidu)のサービスがあるし、Google マップの代わりに百度地図や高徳地図が使える。動画についてもメールについても代替できるサービスは存在する。

とはいえだ。最初からグーグルのアプリがインストールされていないのは中国市場向けの話。中国企業といえど、海外向けに売るとなればグーグルのアプリが必要だ。ではGoogleが提供しないならどうなるのだろう。

実は中国のAndroidスマートフォンにGoogle Playをはじめとしたグーグルのアプリを簡単にインストールすることができる。中国のAndroid搭載スマホには、ファーウェイであれOPPOであれvivoであれ小米であれ、Google Playがない代わりに各メーカーがアプリストアを用意している。

また、中国メーカーが独自で用意したアプリストアのほかにも、騰訊(Tencent)などのWebサービスがアプリストアを提供しており、それをダウンロードして利用する方法もある。

実はこの中国製のアプリストアの中にも、Googleの各種アプリが用意されていて、インストールができるようになっている。Google Mapをインストールしたいならば直接インストールできてしまう。また、Google Play関連サービスをユーザー自身でインストールできるようになっている。

筆者は中国の有名無名のブランドのスマートフォンを購入し所有しているが、どちらかといえば、有名なブランドのスマートフォンのほうがGoogleサービスのインストールがすんなりといくが、無名のメーカーは何かしらインストールでトラブルが起きることが多い。この辺は技術力の差だろうか。

ファーウェイがGoogle Play抜きのスマートフォンをリリースしても、簡単に後からGoogle関連のアプリをインストールできる。Googleのサポートを受けない形で、Googleのアプリを利用できる仕掛けを作っておくというのが一番現実的といえるかもしれない。

ただし、GoogleサービスフレームワークはオープンソースではなくGoogleの著作物であるため、Google Play一式がインストールできるというのは著作権的にNGである可能性が高い。インストールする行為は本来“できてはいけない“ものが、“なぜかできてしまう“という状態だという点は、留意しておきたい。

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最終更新:5/21(火) 11:15
Engadget 日本版

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