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倉敷市婚活イベントに本紙記者が同行 「自然+占い」船で島で会話弾む

5/21(火) 11:02配信

山陽新聞デジタル

 近年、婚活イベントが盛り上がりをみせている。出会いの機会が少ない、異性と話すのが苦手、友人が結婚ラッシュで焦る…。さまざまな思いを胸に、男女が集まる。主催者、場所、趣向も多彩に繰り広げられる中、岡山県倉敷市が開いたイベントに、独身男性で興味十分の山陽新聞社記者が同行した。

 倉敷市が移住定住の促進を目的に、県内への移住者支援に取り組む任意団体・岡山盛り上げよう会、東京の婚活マッチングアプリ会社と連携して初めて開催。瀬戸内の島と占いを組み合わせたユニークな企画だ。

 4月13日の午後、児島観光港(同市児島駅前)に県内外から20~30代の男女約60人が集合。胸に番号札を付け、船で六口島を目指した。友人と参加した総社市の女性会社員(28)は婚活イベント初参加。「仕事が忙しく出会いの機会が少ないので参加してみた。真面目でユーモアのある男性と知り合いたい」と高揚感が伝わる。

 船内での楽しみは、人気占い師ゲッターズ飯田さんの一番弟子・ぷりあでぃす玲奈さんの相性占い。参加者の氏名と生年月日で事前に占った「最高の奥さんになりそうな女性」「お金持ちになりそうな男性」などを発表。盛り上がる中、相性がいい異性上位3人の番号を記した紙が全員に配られた。そっと異性の番号札を確認する参加者の目は真剣だ。

 六口島はフリータイム。最初は緊張からか同性同士で行動する人が多かったが、相性占いが会話の糸口に。多くの男女が砂浜を歩き、国天然記念物の奇岩・象岩を見物するなど島を満喫した。

 「豊かな自然の中だと心が落ち着き、会話も弾む。占いの話題で打ち解けられた」と笑顔だったのは、男性3人と連絡先を交換した福山市、自営業の女性(32)。一方、倉敷市の男性保育士(34)は終盤、主催者に異性を紹介されたが「奥手な性格なので、もう少し交流を促すサポートがあれば」と残念そうだった。

 所要約2時間とシンプルなイベントだったが、帰りの船内は異性と同席して談笑し、デッキで写真撮影を楽しむ姿も。解散時には休日、遊びに行く約束をする男女もいた。

 岡山盛り上げよう会の佐藤正彦代表は「人生のパートナーを見つけ、県内に定着するきっかけになればうれしい」と話す。昔は、お見合い相手を探して回る“おせっかい”な仲人さんが多くいたそうだ。官も加わっての婚活イベントは今、その代役なのかもしれない。

最終更新:5/21(火) 11:02
山陽新聞デジタル

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