ここから本文です

抑えたフェードで300ヤード。異次元領域のケプカのゴルフから、それでも僕らが学べること

5/21(火) 18:33配信

みんなのゴルフダイジェスト

全米プロでメジャー4勝目を挙げたブルックス・ケプカ。3日間フェードボールでゲームを組み立ててきたが、最終日に違和感が……?ゴルフトレンドウォッチャー・コヤマカズヒロが、王者のゴルフからアマチュアゴルファーが参考にすべきことを見つけた。

全米プロ連覇! 飛んで曲がらないブルックス・ケプカのドライバー連続写真

全米プロ最終日、7打差リードでスタートしたブルックス・ケプカの1番ホール。ティショットで小さくない違和感を感じた。ストレートに近いボールがフォローの風に乗って、左のラフに落ちたのだ。

右ドッグレッグのこのホール、ケプカは3日間とも大きなフェードボールでショートカットを狙っていた。少し右に出して、右に曲がるプッシュフェード。3日間のラウンドで、ケプカはこのボールを軸にゲームを組み立てていた。そして、7打というアドバンテージを積み上げたのである。

完璧に見えた3日日までのプレーのなかでも、ドライバーが荒れたホールは何度となくあった。しかし、それはほぼすべて右へのミス。徹底してフェードを打ち、ミスするなら右という戦略を徹底していたのだ。右ドッグレッグでも左ドッグレッグであっても、ケプカはフェードを打ち続けていた。3日間で左にいったのは、わずかに一度だけだった。

同様に、フェードを駆使してコースを攻略していたのが、最終日にケプカを猛追したダスティン・ジョンソン(以下、DJ)だ。DJのフェードは、真ん中から少し左に出してから戻してくるフェード。ケプカもDJも、高弾道でランは少なく、フェアウェイをしっかりと捉えるのに適した弾道だ。

彼らは飛ばそうと思えば、さらに飛ばせるのだろうが、飛距離面では非効率になるバックスピン量多めの弾道を打ち、ティショットを安定させている。

と言ってもDJのドライビングディスタンスは、出場選手中、1位。ケプカも11位と卓越した飛距離を武器にしている。

フェアウェイキープを重視して飛距離を抑えて打っても、依然として飛距離のアドバンテージがあるのだから、彼らが強いのも必然に思える。3日目までの上位選手は、ほぼ全員が飛ばし屋選手だった。「ゴルフは飛距離じゃない」とは真理だが、ことメジャー大会に関しては、300ヤード前後をキャリーで打てる飛距離がないと、優勝争いのスタートラインすら立てない時代になりつつある。

1/3ページ

最終更新:5/22(水) 18:50
みんなのゴルフダイジェスト

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事