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コーディング研修が出世払い+毎月20万円おこづかい…ってほんとに?

5/21(火) 12:16配信

ギズモード・ジャパン

うますぎる話みたいだけど、ほんとです。

近頃は米国でも日本でも人手不足と言われ、特にソフトウェアのコーディングができるエンジニアは将来的にもますます足りなくなっていくと予測されています。シリコンバレーのエンジニアは平均年収が1000万円超え、なんて景気の良い話も聞きます。

【画像】コーディング研修が出世払い+毎月20万円おこづかい…ってほんとに?

そんなに需要があるならいっちょコーディング勉強しようかな?と思っても、いざやろうと思うと独学って難しいし、学校に通うには時間が必要です。だからって「コーディング勉強したら収入アップできそうだから」ってって理由で会社を辞める人はあんまりいないと思います。だいたい、勉強中の生活費はどうするんだって話になります。

そこでModern Laborという会社がこの問題を解決しようとしている、とMotherboardが詳しく伝えています。彼らは5カ月間でコーディングを教えるブートキャンプを運営しているんですが、その参加者からすぐさま学費を徴収するんじゃなく、逆に毎月2000ドル(約22万円)のおこづかいを与えているんです。総額1万ドル(約110万円)、ちょっとした宝くじ並みです。

じゃあModern Laborがどうやってお金を回収するかっていうと、ブートキャンプが終わってエンジニアになれた人からだけ、収入の15%を2年間収めてもらう、という仕組みなんです。つまり参加者側から見ると、勉強しながら生活できる程度の収入がもらえて、勉強の対価は就職できてから払えばOKということなんです。

リアルに出世払いOK!

Modern Laborの仕組みは奨学金にも似ていますが、多くの奨学金制度が実質的には借金なのに対し、Modern Laborから参加者が受け取るお金は返す必要のないお金です。もしブートキャンプが終わっても、参加者の収入が終了後5年以内に4万ドル(約440万円)に満たない場合、支払い義務はありません。

この手の仕組みを運営する会社は、Modern Laborが初めてじゃありません。勉強する人に資金提供して就職後に収入の一部を徴収する仕組みは「Income Sharing Agreement」(直訳:収入共有契約、ISA)と呼ばれ、近頃はその考え方で作られた大学で卒業生の8割以上が年収7万ドル(約780万円)で就職するなどの成果を出しています。ISAを取り入れたい学校をサポートするサービスなども生まれていて、そこからさらにISAの流れが広がっています。

特に米国では国民の抱える学生ローン総額が1.5兆ドル(約167兆円)以上あるとされ、学生ひとりあたり平均では3万7000ドル(約410万円)以上になります。大学の学費が日本に比べて高く、年間3万ドルとか5万ドルとかするためですが、これじゃお金のある人しか教育が受けられなくなってしまいます。ISAは、より多くの人に教育の機会を与える仕組みとしても期待されています。

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最終更新:5/21(火) 12:16
ギズモード・ジャパン

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