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「エクスパンダー」を首位に押し上げた三菱自次期CEOの美学

5/21(火) 12:17配信

ニュースイッチ

子会社社長の加藤氏「スモールバッドビューティフル」

 最高経営責任者(CEO)職の交代に踏み切る三菱自動車。益子修会長兼CEO(70)は「業績が回復しつつあり、次の持続的な成長に向けて新体制を構築する環境が整った」と話す。海外子会社社長の加藤隆雄氏(57)が6月21日付でCEOに就く。三菱自は社長職を空席としており、事実上のトップ交代だ。益子会長は企業連合を組む日産自動車や仏ルノーとの提携戦略に専念する。

 次期CEOの加藤氏は生産子会社のミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)社長を務める。加藤氏は「自動車業界の新潮流であるCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)などの新技術にどう取り組むかが最重要課題だ」という。

<加藤氏の素顔とは?>

 海外経験が豊富で多様な環境でもまれてきた。ロシアでは「企業文化が大きく異なる」という仏PSAグループと膝を突き合わせて議論を交わし、合弁事業を軌道に乗せた。直近ではインドネシア生産子会社でトップとして現地への理解を深め、2018年3月に多目的車(MPV)「エクスパンダー」を車種別月間販売を首位にまで押し上げた。

 生産畑出身で名古屋製作所副所長も務めた。「言いたいことを言った上で、理解し合うために議論を尽くす」のが信条。益子修会長も「謙虚で包容力がある」と評価する。

 三菱自の生え抜きとしては3年ぶりのトップで、最高経営責任者(CEO)職の交代は同職設置以来初めて。「(小規模でも持続的な成長を目指す)『スモールバッドビューティフル』で三菱自らしさを発揮する」と大変革の自動車業界を走り抜ける。

日刊工業新聞・渡辺光太

最終更新:5/21(火) 12:23
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