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Googleがファーウェイ”排除”を検討!?米中の摩擦は新たな冷戦時代の予兆か

5/21(火) 17:58配信

AbemaTIMES

 加速する米中貿易摩擦に新たな火種が投げ込まれた。トランプ大統領が15日、安全保障上のリスクのある企業を対象にした輸出規制の大統領令に署名、アメリカがかねてから情報漏洩の恐れがあるなどとして製品の使用禁止を働きかけてきた中国の大手通信機器ファーウェイが事実上アメリカから締め出されることになった。

 中国商務省の高峰報道官は「国家安全保障の概念を貿易保護主義の道具として使うべきでない」と反発。ファーウェイの任正非CEOは18日、日本のメディア等を前にした会見で「大きな影響ではないが、それほど良い成長にもならない」と、影響は限定的との見方を示していた。

 ところが20日、例えば新たに購入するファーウェイのスマホでは、OS「Android」をはじめとするGoogleのソフトフェアやウェブサービスが使えなくなるとの報じられた。既に利用している端末でもOSのアップデートができなくなる可能性もあるという。Googleは「既存のファーウェイ製品ユーザーには今後もGoogle Playサービス及びセキュリティ保護機能を継続して提供する」とのコメントを出した。一方、ファーウェイは「既存のスマートフォンやタブレット製品すべてにセキュリティアップデートとアフターサービスを提供し続ける」とのコメントを出した。

■「ファーウェイにとって相当な痛手になる」

 スマホジャーナリストの石川温氏は「両者とも“既存“という言葉を使っているが、逆に将来に関しては一切言及していない。次にファーウェイが出すスマートフォンでアンドロイドが使えるのかというところがかなり怪しくなっているなと感じる。ファーウェイとしてはAndroidをベースとした独自のOSを作っていけば良いので、中国国内への影響はあまりないという考えだ。ただGoogleとの関係が断ち切られ、魅力であるアプリケーションが使えなくなってしまうと、ファーウェイのシェアが大きい日本やヨーロッパでも売れ行きに影響する可能性がある。日本のユーザーにとっては選択肢が減るということになる。世界1位のサムスンを追い抜くにはそれらのグローバル市場が重要なので、そこで売れなくなるというのはと思う」と話す。

 その一方、「Googleにとって、対Appleとして世界にAndroidを広めていくという意味でファーウェイはパートナーでもある。Appleは高いスマートフォンしか売れていないが、ファーウェイは安くて良いものなので売れる。だから非常に期待しているところが大きい。やはりGooleとしてはハシゴが外された感じだと思うし、トランプさんの機嫌を伺いながら商売しているところだと思う。そのAppleにとっても中国市場は非常に大きいので、もし中国がiPhoneを入れないということになれば、Apple社にとっては大打撃だ。OSはアメリカで作っているが、ハードウェアに関しては中国で作っていたりもするし、中身の部品は日本メーカーのものもいっぱいあったりするだからトランプさんがああ言ったからといって、すべてをシャットダウンできるかと言ったらそうではないのかなと思う」との見方を示した。

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最終更新:5/21(火) 17:58
AbemaTIMES

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