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米欧の半導体株に打撃、ファーウェイへの供給停止で株売り加速

5/21(火) 2:56配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米欧の半導体株にとって今月は散々な月だが、まだ悪い方向へと向かっている。

半導体セクターは米中の貿易摩擦悪化で特に打撃を被っている。20日は華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)への製品供給を一部のサプライヤーが停止したとのニュースで、半導体メーカーの株は売りを浴びた。米国のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は一時3.6%安と1週間ぶり大幅安。欧州ではストックス600テクノロジー指数の下げが3%を超えた。

光学・光通信製品のルメンタム・ホールディングスは、一時5%を超える下げ。華為への供給を全面停止する結果として、4-6月の業績見通しを下方修正した。供給再開の時期は予測できないという。同業のインファイは5.3%安まで下げた後、やや下げを縮めている。ブルームバーグのサプライチェーンデータによると、インファイは華為からの売上高が全体の約14%を占める。

欧州最大級の半導体メーカー、ドイツのインフィニオン・テクノロジーは、華為に供給している製品の過半数は米政府による制限の対象ではなく、「当社の国際サプライチェーンの中で適応可能だ」と発表したが、株価は一時6.1%安。amsは華為への供給を止めてはいないと言明したものの、株価の下げ幅は15%に達した。

フィラデルフィア半導体株指数は今月に入り13%下落。業界大手のクアルコムとブロードコムの下落率はこの日、いずれも一時5%を超え、ザイリンクスとマイクロン・テクノロジー、スカイワークス・ソリューションズ、コルボ、アナログ・デバイセズの5社も急落した。5社はいずれもモルガン・スタンレーが先週、華為への供給禁止で売上高に影響が出るリスクがあると指摘していた。

ジョゼフ・ムーア氏、クレイグ・ヘッテンバッハ氏らモルガン・スタンレーのアナリストは20日、米株式市場は最近に下げたものの、米中貿易対立が長引くことをまだ織り込んでいないと指摘。半導体株の投資家にポジション削減を勧めた。

原題:Chips Go From Bad to Worse as Huawei Suppliers Extend Plunge (3)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Beth Mellor

最終更新:5/21(火) 2:56
Bloomberg

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