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使えるクラブは10本まで 発祥地のキャディの仕事/ゴルフ昔ばなし

5/22(水) 17:16配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

ゴルフライターの三田村昌鳳氏とゴルフ写真家・宮本卓氏による対談連載「ゴルフ昔ばなし」は、明治後期にイギリス人の手でオープンした日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」を訪問中。18ホールで4049yd、パー61という独特な設定を持つ伝統的なメンバーシップコースには、今も続く独自のルールがあります。今回は当地のキャディと女性ゴルファーについてのストーリーです。

10本制限の理由は?

―1903年(明治36年)に開場した神戸ゴルフ倶楽部は、六甲山を“かき分けた”先にあります。平屋建てのクラブハウスには歴史を感じさせる調度品が並ぶとともに、簡素で清掃の行き届いた空間美がうかがえます。整然と並べられているのが、白地に黒い文字がデザインされたキャディバッグ。一般的なものよりも少し小さい感じがしますが…?

三田村 神戸ゴルフ倶楽部ではゴルファーはクラブを10本までしかラウンドに持っていけないルール。バッグを担ぐキャディの負担を考えてね。ここはカートがないから、みなキャディに任せるんだ。
宮本 神戸ゴルフ倶楽部でキャディを務めるのは、主に神戸大の学生アルバイトのみなさん。ゴルフ初心者もたくさんいるそうだ。ひとりが2つ、3つと担ぐこともあるという。日本の多くのゴルフ場では考えられないことかもしれないけれど、米国のサイプレスポイントをはじめとした、名門クラブでも同じようなしきたりがある。ただ、日本から来た旅行客のゴルフバッグはとにかく重くて、コースの軽いキャディバッグにクラブを詰め替えられるケースがよくある。日本ではツアーを戦うプロゴルファー用のキャディバッグを使うアマチュアが多いけれど、あれは旅には適さないんだ。
三田村 スコットランドのリンクスコースでは手引きカートがまだ主流。体力的には乗用カートよりキツイかもしれないけれど、ゴルフをやる集中力は手引きカートの方が高まるような気がするね。精神的にも落ち着いて、コースを感じながらプレーできる。

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