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(語る 人生の贈りもの)水谷八重子:13 懐かしい時代の空気まとう

5/22(水) 16:00配信 有料

朝日新聞デジタル

 ■新派女優・水谷八重子

 戦後、それまで様々に活動していた新派の人々が集まって劇団新派となりました。私が一番誇りに思うのは、この劇団には舞台の行儀が悪い人がひとりもいないことです。劇団員の誰もがちょっと懐かしい時代の空気を身にまとい、美しい日本語をしゃべり、所作や衣装の着こなし、小道具の扱いもきちんとしている。
 お茶を一服するのでも、お客様に煎茶をお出しするのと家族や仲間と番茶を飲むときとは違う。ちゃぶ台ひとつとっても置きっぱなしにせず、こまやかな暮らしを表す使い方を心得ているのです。
 様式美の歌舞伎がフルオーケストラのアンサンブルなら、新派は色々な楽器を持った人が寄り集まって繰り広げるジャムセッションのようなもの。…… 本文:803文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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朝日新聞社

最終更新:5/22(水) 16:00
朝日新聞デジタル

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