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ハマると脱出困難…ママへ“キャラ弁競争”回避のアドバイス

5/22(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 4月から娘が幼稚園に通いだしたという共働きの母親は、ため息をつきながらこう明かす。

「たまにママ友から凝ったキャラ弁の写真がLINEで送られてくるんです。『頑張ってこんなの作りました!』って。ただ自慢したいだけなんでしょうが、こっちは『頑張っていないダメな親』みたいな気分にさせられる。幼稚園からも『お弁当は手作りにこだわり、目に見える愛情を注ぐことで子どもが精神的に安定する』なんて言われると、『私も作らなきゃ』と不安になり、追い詰められていくんです」

 わが子を喜ばせたいという親心は分かるが、アニメのキャラクターなどを模して作る弁当「キャラ弁」を巡る“競争”はいまだに、毎年必ずどこかで起きている。

「子どものために一生懸命お弁当を作る親を否定するつもりはありませんが、“キャラ弁命”の親がひとりでもいると、親同士の競争になりがち。子どもそっちのけで、キャラ弁の“マウンティング合戦”になります。だからキャラ弁を禁止する幼稚園もある」(都内の保育士)

 何かと問題は多い。

「キャラ弁作りで一部の親はヘトヘトになる。子ども同士で自慢し合って妙な“格差”が生じる。肝心の味よりきれいに作ることを優先させるあまり、食材を無駄にする“廃棄ロス”の問題もあります。キャラ弁用の海苔も売っていますが、バカ高い。手の込んだものを時間をかけて作ることで、これからの季節は食中毒のリスクも高まります。ビニール手袋やピンセットを使って作る潔癖な親もいますが、そういう親ばかりじゃありませんからね」(前出の保育士)

 ネット上では、キャラ弁肯定派と否定派のバトルが延々と続いている。キャラ弁競争の“アリ地獄”から抜け出すいい方法はないものか。生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏はこう言う。

「経験上、いったんハマると抜け出すのは大変。だから最近は“給食”を出す幼稚園を選ぶ親御さんも増えています。最初から競争には加わらないこと。幼稚園やPTAの“圧”を感じても、『ウチはウチだ』と気を強く持つことです。無用な競争を避けるためにキャラ弁禁止をうたっている幼稚園もありますが、実際は縛りが緩く、抜け駆けする親御さんが現れて小競り合いが生じるケースもあります。幼稚園選びの際には、本当にキャラ弁が禁止されているか、ランチタイムを見学した方が無難でしょうね」

 キャラ弁を毎日残すわが子に、おにぎりとお茶だけ持たせたら完食するようになった、なんて話もあるが……。

最終更新:5/22(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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