ここから本文です

人材紹介の社員に最大50万円の報奨金 札幌の企業 採用コスト抑制、定着図る

5/22(水) 6:06配信

北海道新聞

 給与計算受託のエコミック(札幌)は、人材を会社に紹介した社員に最大50万円の「報奨金」を贈る新たな採用制度を創設した。

 現役社員の人脈を生かして優秀な人材の獲得を図る「リファラル(紹介)採用」と呼ばれる手法で、同社などによると、成果を上げた社員に数十万円単位の報奨金を支払うケースは道内では珍しいという。

半年間働き続ければ支給

 新たな採用制度は4月に始まった。社員が人事担当に新入社員候補を紹介し、採用に至った人材が入社後半年間働き続ければ「定着した」とみなされ、会社側から紹介した人に報奨金が支払われる。支給額は、紹介した人材1人につき、正社員なら50万円、パートなど非正規社員なら3万円。制度導入後、既に正社員候補の紹介が1件あった。

 エコミックによると、人材紹介会社から同様の仲介を受けると100万円超の手数料がかかるため、高額の報奨金を支払っても従来に比べ採用コストを抑えられるという。

 熊谷浩二社長は「採用費を第三者の人材紹介会社に払うのでなく、社員に渡すことで、もともといる社員の定着率向上にもつなげたい」と話す。

「50万円は破格」

 リファラル採用は米国で発達した採用手法。業務内容や社風をよく知る社員が紹介するため、企業が求める人材の採用に結びつきやすいとされる。首都圏ではベンチャー企業を中心に導入が進んでいる。

 企業の採用に詳しい札幌の社会保険労務士浜口貴行さんは「リファラル採用は道内でもIT企業などで増えているが、まだ珍しい。報奨金の相場は通常5万~10万円で、50万円は破格の値段だ」と話している。

最終更新:5/22(水) 6:06
北海道新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事