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マラソン周回遅れ、組体操で1人「扇」、浴びない脚光… 忘れるものか!漫画で描く「運動会の黒歴史」

5/22(水) 7:03配信

withnews

 マンガのSNSを運営するコルクBooksとのコラボ企画、5月のテーマは「#運動会の黒歴史」です。運動会や体育祭の季節は、足が速いクラスメイトや花形の応援団などに注目が集まりがち。でも、脚光を浴びるのは一部の人。それ以外の子どもたちは、運動会の裏で、悩み、苦しみ、そして自分なりに折り合いをつけていくーー。そんな切なくも考えさせられる、すてきな作品たちが集まりました。大賞・入賞に決まった4作品を、withnews編集部の寸評と共にご紹介します。

【マンガ】大賞作品はこちら 「私を置いて 世界が感動している…」高校最後の運動会「選ばれなかった」私

【大賞】みんなチアになりたかった(小柳かおり著)

 運動会を楽しめるのは、本気になれた人だけ。仲良しグループに溶け込めず、はしゃいでいる友人たちを遠目に見ていた高校時代。もっと思いきり、怒ったり、泣いたりできたら、きっと楽しめるのにと思うけど、できない自分を責めてしまう。

 「私を置いて 世界が感動している――」。この言葉にすべてが詰まっています。素直になれない私たちに、そっと寄り添ってくれる漫画です。

※大賞の小柳かおりさんのインタビュー記事を明日23日(木)、withnewsで公開します。

【入賞】運動会が大嫌いだった人の話(赤穂ゆうき著)

 マラソン大会のラストで訪れる、謎のサライ感。長距離走で周回遅れになったことがある人であれば、痛いほどわかるはず。応援してくれているのは理解しているけど、無数の視線によるストレス……わかりみが深すぎるぞ!!

 つらい思いをしてまで短所を減らすよりも、得意なものに打ち込み個性や長所を伸ばす。大切な視点だと思います。そして、最後のコマ「まんがかけてホントよかった」にほっこりしました。

【入賞】キング・オブ・アスリート(ちえむ(Chiem)著)

 長く日本の青少年には、足の速さによってクラスの役割が決められるルールが課せられていました。しかし、令和という時代を迎えた今、多様性を認める社会は、個人の幸せだけでなく組織の活力にもつながる大事な考え方になっています。

 漫画に登場したように、「へなちょこ」「ひょろ」でも活躍できる運動会の姿を描いた本作には、他者との違いを認め、それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できる環境作りの大切さを訴えたい作者の熱意が伝わってきます。その価値観は、運動会の枠におさまらない普遍的なメッセージとなり読者の心を揺さぶります。

【入賞】運動会黒歴史三種(michi著)

 とにかく絵がめちゃくちゃうまいですね。

 運動会あるあるとしてのネタの温度にベストマッチしています。デフォルメされているのにリアルな描線、破綻なく密度の濃い構図、カメラワークとすべてがハイレベルだと思いました。特に応援団の後ろ姿に力量を感じました。

    ◇     ◇     ◇

 withnewsは2018年10月から、マンガのSNSを運営するコルクBooksとコラボ企画を始めました。毎月季節のテーマを出題し、作品を募集しています。

 今回ご紹介できなかった応募作品は、コルクBooksのサイトでご覧ください。

 たくさんのご応募、どうもありがとうございました!

最終更新:5/22(水) 7:03
withnews

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