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ファーウェイが日本向け新型SIMフリースマホ、米政府への異議も表明 ―国内で残る壁は3キャリアの判断か

5/22(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ファーウェイ・ジャパンは5月21日、グローバルや国内のキャリアが発表済みの製品を含む新製品発表会を開催した。

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米中デジタル冷戦最中の発表会であり、その開催自体を危ぶむ声も業界関係者の中からは上がっていたが、壇上にはファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏も登場し、日本で展開する新製品の魅力を伝えるのと同時に、アメリカ政府の対応に対しての抗議を行った。

「米政府への異議」「ユーザーへの理解」は一部アドリブ

ファーウェイ・ジャパンが、今回の発表会で触れたのはスマートフォン3製品「HUAWEI P30 Pro」「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 lite」、イヤホン「HUAWEI FreeLace」、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT(42mm)」の計5製品。

発表会の大部分の時間は、P30 ProとP30最大の魅力であるカメラ性能について割かれていた。その内容は3月に行われたフランスでの発表会と同じものだったが、発表会の最後には呉波氏から、今回の騒動に関するコメントが直接発表された。

「ファーウェイは、アメリカのBIS(商務省産業安全保障局)の決定に反対する。

これは誰の利益にもならない。ファーウェイと業務提携をしているアメリカの会社にも巨額の損失が発生し、数万人の雇用やグローバルのサプライチェーンにも被害がおよぶ。

ファーウェイは(今回の件について)積極的に対策を行い、影響を減らしていく」(呉波氏)

また、グーグルはファーウェイの既存端末について今後もストア機能やセキュリティー機能を提供していく旨を公表しているが、呉波氏は日本のユーザーに対し「安心して欲しい」と呼びかけていた。

「AndroidはスマホのOSとして、常にオープンソースのものであり、(ファーウェイはこれまでも)Androidの発展と成長に貢献してきた。

当社はユーザーにとって有益なAndroidのエコシステムを発展させていく。HUAWEIシリーズやhonorシリーズの販売済み、販売中のスマートフォンやタブレットについて、今後のセキュリティアップデートとアフターサービスが影響を受けることはない。

日本のユーザーのみなさんは、安心してご購入いただき、使用して欲しい」(呉波氏)

関係者によると呉波氏のこれらの発言は「ベースは用意していたが、(呉波氏自身の)気持ちをのせていた部分がある」と、一部は呉波氏のアドリブであったことを話している。

同社としては、「ファーウェイは法律を違反してない」という姿勢を明確にしつつも、すでに利用しているユーザー、そして新端末の購入を検討している人に対し、業界に立ちこめる不安を払拭したい狙いがあったのだろう。

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最終更新:5/22(水) 12:10
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