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白銅、滋賀工場で航空機材加工を強化。ウォータージェット機導入、品質規格も取得へ

5/22(水) 6:06配信

鉄鋼新聞

 非鉄流通大手の白銅(社長・角田浩司氏)は、滋賀工場(滋賀県蒲生郡)に同社初となるウォータージェット加工機を導入する。角田浩司社長が21日の決算会見で明らかにしたもので、年度内に設備を導入。併せて同工場で航空・宇宙・防衛産業における品質マネジメント規格「JIS―Q―9100」を10月までに取得する。チタンやニッケル基合金といった難削材の加工ニーズに対応し、航空機部材などの需要取り込みを狙う。

 滋賀工場は1990年に稼働を開始した中日本エリアの基幹工場で、アルミやステンレスの在庫販売に加え各種加工事業も手掛けている。
 白銅はこの数年、顧客ニーズに応じて金属3Dプリンターによる製造受託など新たな加工の展開を進め、新規需要の取り込みを図ってきた。こうした中、顧客からの要望が強かったチタンやベリリウム合金、ニッケル基合金といった難削材の加工ニーズに対応が必要と判断。航空機産業が集積している中部地区にアクセスが良い滋賀工場に設備を入れ、これまで協力会社に外注していたウォータージェット加工の一部を内製化することを決めた。
 設備導入について角田社長は「設備はまだ選定中だが、近々のうちに設備を決め、年度内には導入したい」としている。また今回の設備を導入することにより「これまで丸や四角といった形状にしか加工できなかったが、この設備により異形切断が可能になる。航空機材料の加工ニーズを取り込みたい」(同)と説明。同社の航空機材販売額は年間数億円程度だが、「まずは倍にしたい」(同)考えだ。
 航空機部材の加工に適するウォータージェット加工機の導入に合わせて、10月までに品質マネジメント規格「JIS―Q―9100」を滋賀工場でも取得する。同規格の取得は神奈川工場(神奈川県厚木市)に続いて2工場目。今後、必要に応じて神奈川工場に置いている航空機材シリーズを滋賀工場にも在庫する計画もある。

最終更新:5/22(水) 6:06
鉄鋼新聞

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