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ドコモの新料金「スマホおかえしプログラム」の副産物と2つの注意点

5/22(水) 12:11配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

NTTドコモは先週、スマートフォンの新しい買い方となる「スマホおかえしプログラム」を発表。すでに発表済みの新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」とともに6月1日よりスタートする。これにより、通信料金と端末代金が別々となった「分離プラン」が本格化する。

ドコモの新料金「スマホおかえしプログラム」の副産物と2つの注意点

「36回分割」「最大12カ月分免除」の理由

スマホおかえしプログラムは、高性能なハイエンドスマホを36回の分割払いで購入。24回目の支払い後、残りの最大12回分の分割支払い金を免除するというものだ。その際、使っていた端末を返却する必要がある。

今後、電気通信事業法の改正により分離プランの導入が必須となり、端末購入補助が行えなくなる。しかし、高額なハイエンドスマホを24回払いの割賦にしたところで、月々の負担額が増大してしまう。そこで、支払い回数を増やすことで、月々の負担額を減らしていくというのがこのプログラムの肝と言える。

こういったプログラムはすでにKDDI(au)やソフトバンクでも導入済みだ。KDDIとソフトバンクは48回払いで、24回の支払い後の機種変更で最大24回分の支払いが免除となるが、端末は返却し、新たに機種変更することが条件となる。

ただ、48回払いや機種変更が条件となる仕組みは、公正取引委員会から「消費者を長期間、囲い込みすぎている」とにらまれている状態だ。今後、48回払いなどの是正が入る可能性があるため、NTTドコモでは36回払いを着地点とした可能性が高い。

免除額が少ない分、端末代を安くしたNTTドコモ

KDDIやソフトバンクは48回払いのうち、24回払い分が免除される。一方で、ドコモは36回払いのうち、12回分の免除だ。これでは「ドコモのほうが旨味がない」と一見、思えてしまう。

しかし、ドコモではスマホの本体価格自体を大幅に安くしている。例えば、3キャリアで取り扱われているソニーモバイル製「Xperia 1」の本体価格(いずれも税込)で比較すると、ドコモが10万3032円、KDDIが11万2320円、ソフトバンクが13万6320円だ。他社よりも1~3万円近く安い値付けになっているのがわかる。

また、他社のプログラムは月額数百円の有料オプションだが、ドコモのスマホおかえしプログラムは無償提供だ。

さらに、Xperia 1や「AQUOS R3」(シャープ)など3キャリアで提供されているスマホの本体価格は、実はドコモがかなり安い値付けになっている。一括や通常の分割払いで購入すると「ドコモで購入するのがお得」と言えるのだ。

実際、ドコモ販売部長の高本寛氏は、端末価格について「メーカーから調達した価格に対して、適正な粗利を載せて卸している。しかし、分離プランの導入で端末価格が高くなる場合もあるので、粗利の部分でかなり努力した」と語り、ドコモの儲け分を減らしたことを示唆している。

元メーカー関係者に確認したところ「これまでのドコモはAndroidスマホにかなりの粗利を載せていた。今回の値付けを見ると、相当、ドコモは“勉強”(安く)した様子が伺える」という。

ちなみに、ドコモでは6月1日から、既存のラインナップにあるスマホも価格改定し、値下げに踏み切る予定だという。

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最終更新:5/22(水) 12:11
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