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【FIFA U-20ワールドカップ 日本代表インタビュー】“日本人でも戦えること”ではなく、“日本人でも世界で勝てること”を証明したい~湘南ベルマーレ・鈴木冬一~

5/22(水) 17:11配信

J SPORTS

柔和で、剽軽で。口調も含めて生粋の大阪人という雰囲気に騙されてはいけない。それはあくまでピッチの外で纏っている仮の姿だと思った方がいい。「今までだったら遠いというか、そんなふうに思われていたかもしれないですけど、僕の中では全然遠いものではなくて、むしろ日本人が世界でできるということを証明してくれている選手もたくさんいますし、僕たちの年代でも世界と戦えない選手はいないと思うので、特に世界と聞いて『うわっ』みたいな気持ちになることはないですね」。湘南から世界へ。未来を懸けた鈴木冬一の大いなる挑戦が幕を開ける。

昨年までの鈴木にとって、U-20ワールドカップは現実味を伴っていなかった。「半年前だったら、ワールドカップというのはまったく想像できなかったですし、湘南ベルマーレに入る前にワールドカップに自分が選ばれるみたいな気持ちはそんなに高くなくて、本当にここでやっていく中で、その気持ちがどんどん高くなっていって、こういう形になったので、このチームでなければ選ばれなかったかなと僕自身も思っていますね」。

チョウ貴裁監督との日々が、意識の変化を自身に訴えかけた。「人とは違うものを持っているというか、オーラとかもそうですし、僕のサッカー人生は短いですけど、発言や選手に対する接し方というのも、出会ってきた中では初めての人で、ああいう熱い人が好きなので、僕には合っているかなと思います」。印象に残っている言葉がある。「練習でミスした時に『オマエ調子に乗るなよ』って言われたので『ヤバイな』って思いました(笑)」。そう笑いながら話す姿は、まだ10代そのもの。愛されるキャラクターが透けて見える。

ベルマーレの守護神を務める秋元陽太は、ルーキーについてこういう印象を抱いている。「ああいうふうに見えて凄く頭がいいんじゃないかなと。ちゃんと要領をわかっているというか、意外に見ている所は見ているんですよね。ボーッとしてそうで(笑)、意外に感じ取っているんだなっていうのは、プレーを見ていて思っています」。後輩を語る先輩の視線は優しい。「個人的にも凄く応援している選手ですし、物怖じしない性格だとわかっているので、それも含めて本大会での活躍が凄く楽しみです」。ベルマーレを取り巻く皆が、まだ緑と青を纏って数か月の18歳に小さくない希望を寄せている。

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最終更新:5/22(水) 17:11
J SPORTS

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