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報告してれば『罪なし』が複雑に…県会議員が“当て逃げ”か さらに弟が“身代わり出頭”疑惑も

5/22(水) 14:01配信

関西テレビ

兵庫県議会議員に“当て逃げ”の疑いが浮上。

 事故を起こしたのは兵庫県議会・自民党会派の谷口俊介議員(41)です。

 警察などによると、谷口議員は選挙期間中だった4月2日、神戸市西区にある商業施設の駐車場で…。

(リポート)
「谷口議員が運転していた車は、駐車場で方向転換しようと後ろに下がった時、バーに接触しましたが、警察に報告せずにその場から走り去っていったということです」

 店から相談を受けた警察が、防犯カメラの映像などから谷口議員の車を割り出し、連絡したところ、谷口議員の「弟」が出頭してきました。

 しかしその後、弟は車を運転していなかったことが判明。

 14日、文書でコメントを発表した谷口議員は、事故を起こしたことを認めた上で…。

<谷口議員のコメント>
「弟が出頭したことによって捜査機関等にご迷惑をおかけしたことにつきましては、私の判断の甘さが原因であり、弁解のしようもありません」

 警察は、谷口議員を書類送検する方針です。

 議員の起こした呆れた行動に街の人は…。

女性:
「まぁひどい。議員さんですもんね。手本じゃないとあかん人がね、ダメですよ」

男性:
「政治姿勢がなっとらん。(Q.弟も罪になると思いますか?)そらそうやで~」

別の男性:
「何か傷口を広げてるような感じに見えますけどね。『すんません』って謝ってたら、それで終わってた気はしますけど…。議員さんという前に、人としてダメですよね」

女性:
「『守ってしまった』になるのか『守ってあげた』になるのかで、全然違うかなとは思いますね」

 議員に持たれている「当て逃げ」の疑惑。その罪の重さとは…。また身代わりの出頭で罪は重くなるのか…。菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士:
「交通事故を起こした場合には、警察に報告してください。それをやっていればよかったんですけど、今回の容疑は物損の“当て逃げ”ですね。1年以下の懲役または10万円以下の罰金となり得ます。

 交通事故の場合に我々がどういう責任を負うかですが、3つあります。1つ目がその刑事責任。2つ目が行政責任、これは違反の点数、免許取消などの話です。3つ目が民事責任。相手との間での賠償等お金の問題ですね。

 今回、もし物損だけでしたら、刑事責任はなく、行政責任もありません。民事責任としてバーだけ弁償すれば済んでいたんですね」

Q.立ち去ったがために、当て逃げの容疑がかかって警察から連絡があり、さらに弟が出頭したということで“身代わり出頭”容疑もかかっていますね。

菊地弁護士:
「まず弟の方が犯人隠避罪に問われる可能性があります。一方、弟を警察に行かせていれば、谷口議員も犯人隠避教唆罪にあたるかもしれません。

 犯人隠避罪というのは、証拠隠滅とかその類、重要な証拠を捨てたり改ざんしたりするのと同じように、犯人を逃げさせる、あるいは匿うという種類の罪なんですね。今回の場合ですと、弟さんが、ご自分が出頭することによってお兄さんにかかる嫌疑をかからないようにするという意味です。

 もし、谷口議員が弟さんに対して警察に行くように頼むなどしていたとすると、その犯人隠避を教唆、そそのかしたということになってしまう可能性があります。

 これとは別に、よくあるケースとしては、もう点数がいっぱいでこれ以上やると免許停止になっちゃうと言う人が、『俺のかわりに頼む!』ということもあるんですね。絶対にやってはいけません」


(関西テレビ5月15日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)

最終更新:5/22(水) 14:01
関西テレビ

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