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イメージセンサーの設備投資を20%も増やすソニー、無駄金にならない?

5/22(水) 8:50配信

ニュースイッチ

「長期的な投資リターンは高い」

 ソニーがイメージセンサーの生産・開発体制の強化に乗り出す。21日開いた経営方針説明会で、2018―20年度の中期経営計画期間中の設備投資額を最大で1兆2000億円(当初計画比20%増)まで引き上げると表明。そのうち半分に当たる6000億―7000億円をイメージセンサーの生産・開発関係に投じる。同分野の18年度の設備投資額は1463億円だった。

 イメージセンサーの生産拠点である長崎テクノロジーセンター(長崎県諫早市)については約1000億円を投じる見込みで、19年度中に増設棟の建設を決定した場合、設備の総投資額が1兆2000億円に達する見通しだという。金額設定について、同日都内で会見した十時裕樹専務最高財務責任者(CFO)は「将来の需要と競争環境に柔軟に対応するため一定の幅を設けた」と説明した。イメージセンサー以外の5000億円については、半導体以外の設備更新やメンテナンスなどに投じる。

 スマートフォンカメラの多眼化やセンサーの大判化で、イメージセンサーの需要は増加傾向にある。吉田憲一郎社長兼最高経営責任者(CEO)は「生産設備は陳腐化しづらく長期的な投資リターンは高い」として、「増産に向けた投資は今後数年必要になる」と述べた。半導体分野では、中計期間中に車載用CMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサーの拡大や、人工知能(AI)を組み込んだセンサーの開発にも力を注ぐ。

最終更新:5/22(水) 8:50
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