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どうなるファーウェイ、3キャリアは発売延期の動き(石野純也)

5/22(水) 14:34配信

Engadget 日本版

一方で、制裁措置には例外もあり、既存の端末のサポートに関しては、90日間、取引規制が免除されていることも明らかになりました。グーグルは、ファーウェイのエンティティリスト登録後、いち早く既存製品でのAndroidが利用可能なことや、セキュリティパッチを提供し続けることなどを発表していましたが、この声明と猶予措置は合致するもの。つまり、少なくとも既存の製品は、期間限定ではあるものの、問題なく利用できるというわけです。

ここで問題になるのは、日本で未発売のP30やP30 lite、さらにはドコモから発売予定の「P30 Pro」が「既存の端末」なのかというところ。海外では発売済みですが、日本では未発売とあって、どちらとも解釈できる、微妙な立ち位置といえました。ただ、ファーウェイの発表会や、同社日本法人のデバイス部門を率いる呉波氏のコメントを聞く限り、P30シリーズはあくまで既存端末という位置づけの模様。日本でも、無事に発売できることになったようです。

発表会に登壇した呉波氏は、米国の決定に対して異議を唱えつつ、P30やP30 liteを含む既存の製品について、セキュリティアップデートとアフターサポートは継続的に提供していくことを表明しました。呉氏のコメントは次のとおりです。

「AndroidはオープンソースのスマートフォンOSで、当社は重要な参加者として、その発展と成長に貢献してきた。ユーザーや産業にとって有益なエコシステムは、引き続き発展させていく。ファーウェイとhonor(ブランド)に関して、販売済み、もしくは販売中のスマートフォンやタブレットにおいては、今後の継続的なセキュリティアップデートやアフターサポートが影響を受けることはない」

P30のカメラ性能や、P30 liteのコストパフォーマンスに魅力を感じていたユーザーには、ひとまず朗報といえますが、状況は日々、刻々と変化しているため、予断を許しません。上記の猶予期間が延長されるか、終了までに米中間で何らかの妥協点を見つけられなければ、今後のアップデートが継続できなくなってしまうからです。また、現時点ではOSのメジャーアップデートにはファーウェイからもグーグルからも言及がなく、これは棚上げになっていると見てよさそうです。

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最終更新:5/22(水) 14:34
Engadget 日本版

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