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仏像背負う奇祭「ヤセゴゼ」とは 岡山県北の集落に伝わる行事

5/22(水) 20:42配信

山陽新聞デジタル

厚い信仰心

 仏像は長年にわたって多くの人の手に触れて、すべすべ。先人たちが重ねた厚い信仰心を感じさせる。

 神社のみこしは神を載せて楽しませる意味合いがあるというが、「ヤセゴゼ」はなぜ背負うのだろうか。笑わなければ福を授かるのはなぜか。ダイエット効果がないことだけは分かったが、いろいろと疑問は消えない。

 人口減、高齢化が進む間山地区。「先人から受け継いだ貴重な行事。これからも何とか続けていきたい」と男性(64)。細々でも守るという住民の思いに触れ、来年もお参りに訪れたいと思った。

◇高福寺

 美作町史や勝央町誌によると、聖徳太子によって用明天皇の勅願所として創建。奈良時代の僧・行基が金堂などを建立、仏像を安置したとされる。平安時代に数々の僧院が立ち並んで最盛期を迎えたが、戦国時代に焼失したという。会陽で知られる安養寺(美作市林野)は高福寺のあった間山をルーツとする寺の一つ。高福寺跡には体を清める水垢離(ごり)場が今も残り、安養寺会陽の起源という説もある。

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最終更新:5/22(水) 20:42
山陽新聞デジタル

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