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国際線利用最多12万人超 富山空港18年度

5/23(木) 5:00配信

北日本新聞

■東京便活性化に課題

 富山空港を発着する国際定期4路線の2018年度の利用者数は12万1438人で、2年連続で過去最多となった。外国人旅行客の増加を背景に、大連、ソウル、上海の各便の利用者が伸びたことが要因。一方、全日空東京便は欠航が少なかったにもかかわらず利用者は微増にとどまり、活性化に課題が残った。(政治部・土居悠平)

 22日に富山市で開かれた富山空港国際路線利用促進協議会(会長・永原功北陸電力相談役)の総会で、県が2018年度の利用状況を明らかにした。

 まとめによると、国際4路線の利用者は17年度比5・9%増だった。利用率が最も伸びたのは大連便。18年10月末に週2便から3便に増えたことで、23・3%増の1万7462人となった。搭乗率は57・2%で17年度をわずかに下回った。

 上海便は17・3%増の2万464人。搭乗率は過去最高の78・1%だった。県総合交通政策室は「全国的に訪日中国人が増える中、地方空港を利用する動きも強まっている」としている。

 韓国からの観光利用も多く、ソウル便の利用者は18・3%増の3万62人だった。個人客も伸びているとみられ、搭乗率は80・6%で過去最高となった。一方、台北便は7・4%減の5万3450人。春の増便運航の期間を短縮したことが影響した。ただ、搭乗率は77・7%と高い水準を維持した。

 無償旅客を含む東京便は38万511人で1・1%増だった。雪などによる欠航便が17年度の81便から32便に減ったことが大きな要因とみられる。18年10月から機体を全便で小型化したこともあり、搭乗率は71・9%と4ポイント上昇した。

 全体の利用者は57万3120人で9448人増。東京便は全体の66・3%を占めた。県総合交通政策室は「東京便は基幹路線。企業や団体、個人に引き続き利用を働き掛けたい」としている。

■観光が仕事上回る 東京便

 県が2018年度に全日空東京便利用者の搭乗目的を調べたところ、観光の割合が45・0%で最多となり、北陸新幹線開業前の14年度にトップだった仕事と逆転した。新幹線にシフトするビジネス客が増えたとみられる。総会で県が説明した。

 14年度の調査では、仕事が65・9%と最多で、観光が16・5%だった。18年度は仕事が39・7%に大きく減った。観光の割合が高まったことについて、県総合交通政策室は「料金が下がり、旅行目的で利用しやすくなった面もある」と言う。

 東京へ向かう利用者の行き先は、国内の別の空港に行く国内乗り継ぎが32・1%で最も多かった。海外乗り継ぎが20%、東京・日本橋方面が17・3%、神奈川県(川崎・横浜)が9・1%だった。

北日本新聞社

最終更新:5/23(木) 16:17
北日本新聞

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