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「分別してないゴミ、袋を持った瞬間に分かります」 漫画「ゴミ清掃員の日常」インタビュー(2)

5/23(木) 12:00配信

ねとらぼ

 ゴミ清掃員と芸人の二足のわらじを履くマシンガンズ・滝沢秀一さん夫妻によるマンガ「ゴミ清掃員の日常」。捨てられた“ゴミのその後”などについて紹介し、SNSでも話題を集める同作について、滝沢秀一さんにインタビューしました。漫画本編もあわせて掲載します。

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漫画「ゴミ清掃員の日常」とは?

 Twitterで閲覧数驚異の3200万超え。読むと分別したくなるエッセイ漫画。売れない芸人・マシンガンズの滝沢秀一は家族を養うためにゴミ清掃員に。何気ないゴミ清掃員の日常。その生活で見つけたゴミの知識やちょっとばっかりの幸せを届けます。滝沢秀一がネーム原作を、それを妻である滝沢友紀がタブレットひとつで作画。夫婦共作(どっちも漫画描いたことない)でお送りします。

原作者プロフィール:滝沢秀一

1976年生まれ。98年にお笑いコンビ・マシンガンズを結成。本業はゴミ清掃員で、芸人は副業。本作では原作・構成(ネーム)を担当。妻の友紀さんが作画を担当。夫妻の結婚記念日は5月30日(ゴミゼロの日)。

清掃車が入れない住宅街などでは、どうやってゴミを集めている?

―― ゴミ袋をまとめて置いておく集積所。清掃員として仕事していて、困ったことはありますか?

滝沢さん(以下略):たまに自分で勝手に集積場を作っている人がいるんですが、届け出をしてもらわないと収集できません。「ゴミかと思って持っていったら、実は荷物だった」という可能性もありますから。

―― 判断がつかないと困りますね。

 工事現場の作業員の方が集積所に荷物を置いていくことがあって。

 一応、“物を置く場所”だから、邪魔にならないだろうという気遣いなのかもしれません。でも、うっかり収集しそうになっちゃう、っていう。

―― 今回のエピソードでは「引っ張り(清掃車が近づけない集積所のゴミを走って取りに行く)」という業界用語が登場。これってよくあることなんですか?

 多いですね。ゴミ清掃車はけっこう大きくて、住宅街の狭い道などには入れませんから。清掃員の立場から言うと、本当は表通りにゴミを出してもらった方が楽です。

 でも、高齢者の方などもいますからね。どうしても外に出るのが難しい場合は、申し込めば家までゴミ収集に来てくれるサービスもあります。そこまでやってくれるわけですから、日本のゴミ清掃はサービス的に考えると、けっこうすごいと思いますよ(笑)。

―― 作中では、そんな引っ張りで住宅街を全力疾走する父親が、高1の息子に「オヤジが汗だくだとみっともない」といわれていますが……。

 「息子さんにお父さんの働く姿、見せたいな」って思いましたね。すごく一生懸命仕事をしてましたよ。僕に負担をかけないように遠くまで引っ張りにいってくれたり。

 まあ、高校1年生だと思春期真っ盛りですし、そういうカッコよさを理解するには時間がかかるんでしょうね。僕もそうでしたし。自分が父親になって、やっと分かるものなのかもしれません。

 逆に、小さい子どもだと、ゴミ清掃員が人気だったりするんですよ。幼稚園とかの前で回収していると、男の子も女の子もワーって集まってきます。“はたらく車”みたいな感じなのかも。

―― 消防士などはよく聞きますが、言われてみれば、ゴミ清掃員も「ユニフォーム、変わった車、働く大人」と小さい子どもが憧れそうな要素がそろってますね。

 はい。だから手を振るとみんな喜びますよ。ゴミ清掃車ファンの子どももいて、音を聞きつけると出てきて「おはよー」って。その子を数日見ないと何だかもう気になっちゃって……。こっちがファンになっちゃってるという(笑)。

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最終更新:5/23(木) 12:00
ねとらぼ

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