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【ベトナム】アイカ工業、ベトナム初の化粧板工場を開所

5/23(木) 11:30配信

NNA

 化学建材メーカー大手のアイカ工業(名古屋市)が、東南アジア市場開拓を本格化させる。同社は22日、ベトナム南部ドンナイ省に同国初となるメラミン化粧板の新工場を開所した。まず同国内でのシェア首位をめざし、アジア全体への拡販を進めていく。
 同社は昨年12月に子会社アイカ・ラミネーツ・ベトナムを設立し、ニョンチャック第3工業団地内で工場建設を進めてきた。投資額は約24億円。同社のメラミン化粧板の製造能力は1.3倍に拡大する。製造するメラミン化粧板は防汚や消臭など高機能製品で、おもに住宅の内装壁材市場向け製品になる。タイなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域のほか、アジア各国や日本にも輸出する。
 これまでASEAN市場のメラニン化粧板の需要には、インドネシア、インド、日本の製造拠点を活用して対応してきた。今後は、ベトナムを加えた4拠点を有効活用して対応していく。販路拡大は、タイに2018年1月に設置した海外建装建材事業の統括会社「アイカ・アジア・ラミネーツ・ホールディング」を中心に進めていく。
 開所式典に臨んだアイカ工業の小野勇治社長は、ベトナム人によるベトナム国内での初めてのメラニン化粧板生産が実現する意義を強調。国内はじめASEAN地域での売り込みを強化する方針を示した。すでにベトナム工場は製造ラインの拡張も視野に入れており、「近い将来、アイカ工業の主要工場になり得ると考えている」と述べた。
 同社は、21年3月期を最終年度とする中期4カ年計画において、メラミン化粧板とメラミン不燃化粧板のアジア地域での拡販方針を示している。日本国内での同製品シェアは約7割に達しているものの、ASEANを含むアジア地域では競合各社がひしめき合い主要メーカーが存在しない状況だという。
 新工場の敷地面積は2万7,098平方メートル、延べ床面積(工場および事務所棟)は1万1,318平方メートル。従業員は当初50人で、順次80人規模まで拡大させる。

最終更新:5/23(木) 12:15
NNA

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