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広島・大瀬良91球1失点完投で4勝目 体のケアもチャレンジ精神で

5/23(木) 16:38配信

東スポWeb

 弔い星だ。広島は22日の中日戦(マツダスタジアム)を3―1で制し、今季初の9連勝。24日から東京ドームで首位攻防戦を行う2位の巨人に1・5ゲーム差をつけた。緒方孝市監督(50)が同日に死去した父・義雄さん(享年84)の葬儀のため欠場した試合で、静かに闘志を燃やしたのが赤ヘルのエース大瀬良大地(27)だ。わずか91球で1失点完投。これで今季の中日戦は3戦3勝3完投と、付け入る隙を与えず4勝目を挙げた。

 エースの名に恥じない圧巻の投球だった。2回先頭のビシエドから3回のロメロまで6者連続の奪三振ショー。6回一死から加藤に初安打を許すまでは完全試合の予感さえ漂わせた。7回に2安打で1点は失ったが、顔色を変えることなく1人で9回を投げ切った。

 試合後のお立ち台では「最後まで投げ切るのが先発として最高の形」とほほ笑んだ。疲労もたまる時期だが、日頃の入念なケアが体を支える。先輩の黒田、前田健を参考に数年前から始めたのが投球後に温水と冷水に繰り返し漬かる交代浴だ。現在は温水42度と冷水12度に設定しているが、季節や疲労度によって温度や回数を変える。「夏場は(冷水を)0度にしてみたこともありましたが、さすがに痛くてやめました」。そんなチャレンジ精神も右腕の強みだ。

 つい数日前も海外動画で「フロスバンド」と呼ばれるゴム製バンドを用いた最新のリカバリー法を見つけた。「今回の登板後に試してみようかなと。自分に合わなかったら? その時はやめればいいだけ。ちょっと勇気はいるけれど、冒険してみないと分からないですから」とサラリと言う。

 欠場の緒方監督に代わって采配を振った高ヘッドコーチも頼もしいエースに「今日は大地に尽きる」と最敬礼。「(緒方監督も)勝って、ゆっくりお父さんを見送ってもらえる」とうなずいた。指揮官は24日から復帰予定。完全復活の赤ヘル軍団が敵地で首位固めといく。

最終更新:5/23(木) 16:38
東スポWeb

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