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江戸時代、男も日傘をさしていた!この週末は早くも猛暑日の可能性も・・・令和の夏「日傘男子」のススメ

5/23(木) 17:45配信

ABCテレビ

 ABCテレビアナウンサー・津田理帆が気になったニュースを一生懸命調べて、渾身のイラストとともにお伝えする「お絵描きニュースそもそものトコロ」きょうのテーマは 「日傘男子」 。21日、環境省の原田大臣が記者会見で、暑さ対策・熱中症対策に、「日傘の活用」を推進すると発表しました。
去年の夏は暑かったですよね。今週末にもすでに暑くなる気配を見せていますが、会見では大臣自身が日傘をさして、「男性には、日傘の文化が伝わっていない」と、男性も日傘を使うよう呼びかけました。今年は「日傘男子」が流行語になるかも!しれませんよ。

実はかつて男性も日傘をさしていた時代が

その「男性が日傘を使う文化」。気になって調べてみたところ、実は過去にもあったんです。
そもそも日傘が登場し始めたのは、安土桃山時代。お祭りの時に、子ども用として、盛んに日傘が使われ始めたといいます。お稚児さんに、差しかけたイメージでしょうか…
 
それが、江戸時代の後期になると、武士や町人たちなど、大人にも広がります。この時には、女性だけではなく男性もさしていたというんです。絵が見つからなかったので、例によってイメージを描いてみました。お侍が傘を持つと、とっさに刀が抜けなくなりますが、それだけ、平和な時代だったのかもしれませんね。

いかに日傘男子が多かったかという証拠に、1826年、当時の老中・松平定信さんが「男が日傘を使うなんて贅沢だ」ということで、
医者と女性以外の日傘の使用を禁止しているんです。日傘男子を増やそうとする現代とは逆の動きです。江戸時代、日傘はぜいたく品とされていたようで、政府が倹約を奨励する時には、何度も禁止令が出ていました。それが、明治になって、文明開化とともに、日傘は女性あこがれのアイテムに。そうして、いまに至っているんです。

「日傘男子」は過去に“惜しい”経験も

実は、「日傘男子」を推進するキーマンが、大阪にいらっしゃいました!「1999年から日傘をさしています」とおっしゃるのは、通販の傘専門店を経営する宮武和広さん。男性日傘も多数揃えていらっしゃいますが、なかなか普及しないので、販売促進も兼ねて自分でさして歩いていたところ、「雨が降ってきたのか」と、すれ違う人に勘違いされる経験もしたそうです。その後「男も日傘をさそう会」を設立。タレントの、いとうせいこうさんも名を連ねていらっしゃいます。

男性に日傘を勧める理由としては、帽子よりも広く日差しが防げるし、髪型も崩れない。男性におすすめの日傘の選び方は、まずは折りたたみで「日傘に見えるもの」がベスト。ご自身の経験からも「雨傘をさしていると思われるとやっぱり格好悪いので」とおっしゃいます。

この宮武さんの地道な普及活動、成果がありました。「日傘男子」が、2013年の『新語・流行語大賞』にノミネートされていたんです。
この年、男性にも美白意識が高まり、日傘を利用する人がすこーし増えたというんです。ところが、この年のライバルは強敵でした!
年間大賞は「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」の4つ。「日傘男子」は惜しくも!? 選にもれちゃったんですね。ことしこそ、流行語大賞なるか! 期待したいと思います。

最終更新:5/23(木) 17:45
ABCテレビ

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