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ソニー、PS5(仮称)の下位互換性を正式に表明。PS4は今後3年間は収益の原動力

5/23(木) 12:34配信

Engadget 日本版

ソニーは5月21日に開催した経営方針説明会にて、次世代ゲームコンソール(仮称はPS5)に言及し、PS4 Proを圧倒する処理性能をアピールしました。

その概要は先日もお伝えしたところですが、PS5上でPS4専用のソフトが動作する下位互換性など、他の興味深いことも語られています。

説明資料では「新技術を利用し、全く新しい、より没入感のあるゲーム体験を提供」と革新性を打ち出す一方で、「下位互換性を活かし、かつてないほど迅速かつスムーズに、コミュニティを次世代へと移行」と述べられ、WIREDのインタビューでも触れられていたPS4との互換性が記されています。

続いてPS4の重要な役割の1つとしては「次世代機に欠かせないアーリーアダプターの存在」とされており、初期のPS5ユーザーを獲得するためにPS4のゲーム資産を活用する狙いも示唆。さらに「向こう3年間のエンゲージメントと収益の原動力」「リリースを控える傑出したエクスクルーシブ(独占)AAAゲーム群」と述べられ、PS5が発売された後もPS4がゲーム事業の軸となり、今後も新作ゲーム開発に注力していく方針が語られています。

Wi-Fiを経由してPS4のゲームをあらゆる場所や様々なデバイスで遊べる「リモートプレイ」は先日もお伝えしましたが、その「複数機器ストリーミング」の宛先となる機器の中に同社のPS Vitaの姿はなく、2月に出荷が完了した「終わったハード」」の感を強くします。

最近ゲーム業界の焦点となっているクラウドゲーミングについては、既存のPlayStation Nowに注力していくことを強調。現在までに70万人もの有料会員、年平均成長率40%と目覚ましい成果をアピールしながらも「既存投資分のキャパシティは500万会員をサポート可能」とインフラの余裕を示すことで、逆に計画通りに加入者数が伸びていない可能性も示唆されています。

そうしてPS Nowを続けていくことを語った後、「次世代におけるストリーミングの役割」と区切りを付けてからマイクロソフトとのパートナーシップを活用した規模拡大の展望をプレゼン。同提携がPlayStationチームには寝耳に水で動揺が走ったとの報道もありましたが、PS5開発チームに向けて「成長」や「規模拡大」、つまりソニーが自社ゲーム専用機を擁する既定路線は維持するという社内向けメッセージを兼ねているのかもしれません。

Kiyoshi Tane

最終更新:5/23(木) 12:34
Engadget 日本版

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