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【番外編】麺料理? お好み焼き? “しょうゆ焼き”なるご当地グルメがおもしろい!「あかの駅」 年間300杯! 豚骨戦士 福岡のラーメンを斬る!VOL.19 ~ふるさとWish 赤村~

5/23(木) 14:54配信

九州朝日放送

赤村ってどこにあると? 20年以上福岡に住んでいる私も正直ピンとこなかった。場所は、福岡県筑豊地域の東部。英彦山とつながる扇状の山々に囲まれ、清冽な今川が流れる自然豊かな盆地。温泉、キャンプ場などが集まる「源じいの森」が代表的な観光地で、ちょうど今からの時期は周辺でホタルの乱舞も見られる。新緑がまぶしく、爽快ドライブが楽しめる赤村。いつものように絶品ラーメンを求め走ってみたが、私が調べた限り、残念ながら同村に“ラーメン専門店”は存在しなかった。しかし、「しょうゆ焼き」と呼ばれる、麺を挟んだ“珍B級グルメ”と遭遇。番外編として紹介したい。

“しょうゆ焼き”は、赤村の食事&みやげ処「あかの駅」で親しまれているご当地グルメ。そのビジュアルはお好み焼きLikeであるが、「しょうゆ焼きとお
好み焼きは別モノである」と最初に言っておきたい。確かに、お好み焼きの要素、さらに焼うどんっぽさも感じるのだが、ソースではなく自家製の醤油ダレを使い、より優しい味わい。お客さんによっては「雑煮の味に似ている」と言う人もいるそうだ。粉ものなのに雑煮っぽい味? まあまあ、食べてみんしゃい!

お好み焼きでもなく、焼きうどんでもない“しょうゆ焼き”とは

「あかの駅」の店主・安藤和代さんに“しょうゆ焼き”を作る様子を見せてもらった。まずは鉄板に生地のタネを薄く広げ、魚粉、一味、角天などをのせジュジュリ。さらに、後で合わせる豚肉も炒めておく。
そして、生地にこんもりとのせるのはキャベツでなく白菜。醤油ダレのさっぱりとした味付け、が“しょうゆ焼き”であるが、この大量の白菜もポイントである。白菜は旬の時期は地元産を使用。熱すると白菜から水分が出て、魚粉も溶け込みいいダシになる。それが生地に染み、いい塩梅でひたひたに。お客さんの意見「雑煮のような味」とは、この白菜と魚介があいまったダシの味のことを言っているのだろう。

「しょうゆ焼きはあかの駅がオープンした1997年からの名物です。田川出身の方の“我が家料理”として食べさせてもらったのが最初。野菜もたっぷりとれるし、さっぱりと飽きのこない味なので自分でも作るようになりました。よりお腹いっぱいになって欲しいとの思いで、うどんも挟んでみたんです」と安藤さん。赤村に移り住んで来た安藤さんは、両親とともに店を切り盛りしている。「素朴な味の家庭料理です。1枚でボリュームもありますよ」。

しょうゆ焼きは、うどん入り525円。うどんが入っていないものは420円とコスパ優秀。先に挙げたように“しょうゆ焼きとお好み焼きは別モノ”である。

具沢山なお好み焼きをイメージして食べると、さっぱりとした味わいに物足りなさを感じるかもしれない。しかし、上品な醤油風味、白菜の甘み、一味のピリ辛味、香ばしさが合わさり、箸が止まらなくなる不思議な魅力がある。マヨ入りなどカスタマイズも可。明石焼き風にうどんダシに浸しながら食べる常連もいるという。

「あかの駅」は唐揚げも旨い! と評判なので、ぜひ、しょうゆ焼きと唐揚げをセットで味わってほしい。

■あかの駅
田川郡赤村大字赤6957-1
0947-62-2499

最終更新:5/23(木) 14:54
九州朝日放送

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