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「赤鬼の城」でけが人 4月以降3件、城ブーム影響?/兵庫・丹波市

5/23(木) 11:01配信

丹波新聞

 来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀が戦国時代に攻めた国指定史跡「黒井城跡」(兵庫県丹波市、標高356メートル)で5月18日、下山中の男性(70)=東京都=が転倒し頭部を打ち、ヘリコプターで救助される負傷事案があった。4月以降3件目の同城跡での山岳救助活動となった。

「赤鬼の城」にブーム到来、堅城に登山客続々と

 男性は東京からのツアー客。午後4時18分に市消防本部に救助要請があった。県の防災ヘリが神戸市から向かい、航空隊員が山頂にホイスト降下した。

 市消防本部の救助隊は歩いて登山。山頂から150メートルほど下ったところで男性を見つけ、ヘリで下ろした担架に乗せて山頂に運び、ヘリに吊り上げた後、同市柏原町の市消防本部に移送し、救急車で同県西脇市内の病院に運んだ。男性は意識があり、軽傷だった。

 城ブームで登山客が増えている同城跡では、4月28日に54歳男性が下山中に転倒し足をくじき、翌29日には67歳男性が下山中に膝の痛みを訴えいずれも救助された。2人とも市外からの来訪者だった。

 市消防本部は「軽装で登られることが多いが、下りは特に気をつけてほしい」と呼び掛けている。

明智光秀が攻めた城としても有名

 黒井城跡は、天正年間、織田信長の命を受けた光秀が、丹波国平定戦「丹波攻め」を繰り広げた際の激戦地として知られる。同3年、「丹波の赤鬼」の異名がある黒井城主・赤井悪右衛門直正との戦いでは、直正が光秀軍を挟み撃ちにする戦法「赤井の呼び込み戦法」を展開し、光秀は敗走。この作戦は、同県篠山市の八上城主・波多野秀治が赤井方に寝返ったことに起因するともいわれ、直正と秀治との間にかねてからの密約があった可能性もあるという。光秀は同6年、再び黒井城を攻め、直正を病で失っていた赤井方は敗れ、黒井城は落城した。

最終更新:5/23(木) 11:01
丹波新聞

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