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【ブラジル】全域で「黒人」が増加 18年までの6年間で32%増

5/23(木) 12:46配信

サンパウロ新聞

 ブラジルでは2012年から18年にかけて、自分自身のことを「黒人」または「褐色人」と認識している市民の割合が全国5地方全域で増大した。

 ブラジル地理統計院(IBGE)が22日に公表した全国家庭サンプル継続調査(Pnad Continua)の結果によると、12年の調査時にはブラジルに居住する人全体の45.3%が自身を「褐色人」と申告、「黒人」としたのは7.4%、「白人」としたのは46.6%だった。そして18年の調査時に「褐色人」と申告したのは全体の46.5%、「黒人」と答えたのは9.3%、そして「白人」としたのは43.1%だった。

 IBGEの調査に対して自らを「黒人」と申告した人の数は12年から18年にかけて、1454万4000人から1922万7000人へと32.2%増えた。全国の5地方における「黒人」の増加率は、ブラジリア連邦直轄区、ゴイアス州、マット・グロッソ州などが属するブラジル中西部が56.5%、アマゾナス州やパラー州が属する北部が37.5%、バイア州やセアラー州、ペルナンブコ州などの9州が属する北東部は35.0%、サンパウロ州やリオ・デ・ジャネイロ州が属する南東部は26.4%、パラナ州、サンタ・カタリーナ州、リオ・グランデ・ド・スル州の3州からなる南部は30.7%だった。

 「褐色人」と自己申告した人の数も12年から18年にかけて、8960万人から9670万人へと増加した。

 これらとは逆に、自らを「白人」と申告した人の数は全国の5地方すべてで減少を観測。ブラジル全体では9220万人から8970万人へと減った。減少率が最も大きかったのは北東部(9.8%減)だった。

 自己申告ベースでは、ブラジルでは14年まで「白人」が最も多かったが、15年からは「褐色人」が最多となっている。ただし「褐色人」と自己申告した人が全人口に占める割合は17年から18年にかけて縮小した。17年にはブラジルに居住する2億620万人のうちの9640万人が「褐色人」と自己申告、その割合は46.8%だった。そして18年の調査では2億780万人のうち「褐色人」としたのは9670万人で、全体に占める割合は46.5%と17年よりも0.3ポイント低かった。

 「黒人」と「褐色人」が増加して「白人」が減少するというここ数年の間に見られた傾向はこの先も続くのかどうか、IBGEの研究者は、それについては何も言えない、つまり、分からないとしている。

サンパウロ新聞

最終更新:5/23(木) 12:46
サンパウロ新聞

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