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暴力団の総長ら逮捕、事務所で覚醒剤を所持した疑い 総長中心に密売、資金源とみて捜査/県警

5/23(木) 9:44配信

埼玉新聞

 埼玉県川口市内の暴力団事務所で営利目的で覚醒剤を所持したとして、県警組織犯罪総合対策本部(薬物銃器対策課)と東入間署、狭山署の合同捜査班は22日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで、無職の指定暴力団住吉会系2次団体総長(52)=川口市朝日2丁目=ら組員3人を逮捕した。県警は、総長らが昨年3月から11月にかけて、覚醒剤約1800グラムを多数の者に販売し、約7800万円の収益を得ていたとみて詳しく調べる。

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 他に逮捕されたのは、いずれも川口市栄町1丁目、同幹部(47)、同組員(33)の2人。

 逮捕容疑は、営利目的で氏名不詳の者と共謀の上、昨年11月21日、川口市栄町1丁目の暴力団事務所で、覚醒剤約112グラム(末端価格約670万円相当)を所持した疑い。県警は共犯事件として認否を明らかにしていない。

 同課によると、同団体は47歳幹部や33歳組員らが電話などで注文を受けて、県内などいずれかの場所で、客に覚醒剤を受け渡していた。47歳幹部や33歳組員は覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、起訴されたが、訴因変更され、麻薬特例法違反(業としての営利目的覚醒剤譲り渡し)罪で、さいたま地裁で公判中。

 県警はこれまでに総長ら3人のほかに、暴力団組員ら5人を覚せい剤取締法違反などの容疑で逮捕。うち4人が有罪判決を受け、1人は同罪で公判中となっている。また、2017年5月から今年4月までに、同団体から覚醒剤を購入した客の男女39人を同法違反容疑などで逮捕した。

 17年1月、暴力団が覚醒剤を密売しているとの情報を得て、県警が捜査を開始。昨年11月21日、同団体の事務所を家宅捜索し、覚醒剤約180グラム(末端価格約1080万円相当)のほか、電子はかりや注射器、小分けのビニール袋などを押収した。見つかったメモなどから組織的な密売が分かった。

 県警は、同団体が総長を中心として覚醒剤を密売し、売上金が暴力団の資金源になっていたとみて、組織の関係性や覚醒剤の入手先などについて調べる。

最終更新:5/23(木) 11:45
埼玉新聞

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