ここから本文です

堺雅人、アドレナリン全開で燃え尽きる

5/24(金) 5:16配信

シネマトゥデイ

 そのクレイへのアプローチに、とあるキャラクターがよりどころになった。炎を操る人種バーニッシュを長年研究してきたキーパーソンのデウス・プロメス博士で、「劇団☆新感線」の看板役者である古田新太が声を担当している。堺いわく「博士との関係がクレイの対人関係や対世界観にものすごく影響を及ぼしている」とのことだが2人の関係は謎に包まれており、「その余白が、中島かずき作品に人々が夢中になるところかもしれないですね」と笑う。

 一方、クレイがかつて命を救い、父子のような絆で結ばれているガロ(松山)と、リオ(早乙女)との“アドレナリン全開”バトルが凄まじい。アドレナリン全開と言えば、「倍返しだ!」の決めゼリフでおなじみの「半沢直樹」や型破りな敏腕弁護士で人気を博した「リーガル・ハイ」などのキャラクターが思い浮かぶと訊くと、堺自身は「半沢はアドレナリン全開という感じでもなかったかな。大声を出すと言えば、クレイの方だった」と振り返る。さらに、そのテンションは「一人だけで作れるものではなかった」とも。だからこそ、とりわけクライマックスのアフレコを松山、早乙女の3人で収録できたのには大きな意味があった。

 その初日、堺はクレイの声量をクライマックスシーンから逆算して現場入り。ところが、「5段階あるとしたら初めから5の芝居を要求され、この後、どう戦えばいいんだと、絶望に似た感覚が……」と苦笑い。その瞬間、最もアドレナリンが出たという。意外にも松山との共演は本作が初となるが、「松山くんという座長の性格、ガロに似たあの屈託のなさで、分け隔てなく仲間にしてもらった」と賛辞を贈っていた。(取材・文:岡崎優子)

2/2ページ

最終更新:5/24(金) 5:16
シネマトゥデイ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事