ここから本文です

熊本地震3年テーマに論議 熊日「読者と報道を考える委員会」

5/24(金) 12:06配信

熊本日日新聞

 熊本日日新聞社の報道を検証する第三者機関「読者と報道を考える委員会」は23日、熊本市中央区の熊日本社で第9期の第3回会合を開き、「熊本地震3年」などをテーマに意見を交わした。

 委員は、澤田道夫・県立大総合管理学部教授、藤井宥貴子・県民交流館パレア館長、宮田房之弁護士の3氏。

 被災絵画の修復、孤独死や奨学金の返還期限延長など被災者の問題を取り上げた熊本地震報道について、藤井委員は「地震から3年たって復興が進む中、新たに見えてきた課題を考える機会になった」と評価した。

 澤田委員は「研究者の地震研究が出てきている。県民に研究成果を還元するような記事がほしい」と強調。宮田委員は「(避難所外の)在宅被災者の状況も、もっと伝えてほしい」と注文した。

 荒木正博編集局長は「これからは地震の検証に加え、提言するという視点が大切。重層的に報道していく」と応えた。

 平成から令和への改元報道について、委員3人は「祝賀ムードで明るい話題が多かった」「天皇制の在り方について考える記事があってもよかった」「平成の30年を振り返ることができた」などと述べた。

 統一地方選については、低投票率や議員のなり手不足が目立った点を指摘。荒木編集局長は「新聞の仕事は民主主義を守ること。新聞が機能していないのではないかと、重く受け止める」とした。(中島忠道)

(2019年5月24日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:5/24(金) 12:06
熊本日日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事