ここから本文です

【巨人】亀井「世界亀の日」にV打!そして一気6点…バント失敗で「必死に食らいついた」

5/24(金) 6:16配信

スポーツ報知

◆巨人7―4DeNA(23日・東京ドーム)

 右中間を破る打球を見届けながら、亀井は懸命に腕を振って走った。「なんとかヒットになったのでよかった」。両者無得点の4回無死一塁。原監督の「ずっと先頭打者を出して、ずっとピンチ、ピンチ、ピンチだったもんだから、何とか1点を先に取りたい」という思いから犠打のサインが出た。だが、バントはファウルで追い込まれ、ヒッティングに変えた。「バントを失敗してしまったので、なんとか必死に食らいついていきました」と亀井。先発・大貫の外角低めの変化球を捉えた。

 一塁走者・岡本が本塁へ激走し、先制の適時三塁打となった。三塁ベースにたどり着くと、安堵(あんど)の表情。「(岡本の走塁より)俺の(方)が速かったんじゃないか?」と冗談交じりに笑った。14年6月11日の日本ハム戦(札幌D)で大谷の158キロ直球から放って以来、5年ぶりの三塁打が飛び出すと、勢いに乗った。7回には左翼線二塁打。2本の長打で存在感を十分に発揮した。

 ベテランの先制打が猛攻撃の合図となった。なおも1死三塁で7番・大城が右前適時打を放つと、今村、田中俊にもタイムリーが生まれ、2番・坂本勇まで5連打をマーク。さらに丸の押し出し四球、岡本の犠飛で追加点を奪い、打者一巡の猛攻で4回に一挙6点を奪った。亀井の犠打失敗から先制打が生まれた攻撃に、指揮官も「非常に奥深いスポーツだなと感じました」とうなずいた。

 3回までは3安打で打線につながりを欠いた。嫌なムードを断ち切るため4回表を終えるとベンチ前で野手陣が円陣を組み、吉村打撃総合コーチを中心に、どんどん積極的に振りにいこう―と気合を入れ直した。直後の攻撃ですぐに結果に結び付けた。

 この日は偶然にも「世界亀の日」だ。亀について知り、亀に敬意を払い、亀の生存と繁栄のための人間の手助けをする日―。不思議な力が宿るのか、亀井の同日の通算成績は打席に立った7試合で28打数9安打、打率3割2分1厘、6打点と好成績だ。「打てたことはよかったけど、反省する」と慢心せず犠打失敗を悔やんだ亀井。それでもヒーローにふさわしい日に、巨人の打線の中心で輝きを放ったのは“亀”だった。(小林 圭太)

 ◆世界亀の日 米国の非営利団体「American Tortoise Rescue(アメリカン・トータス・レスキュー)」が2000年に制定し、5月23日を記念日とした。同団体は、絶滅の可能性がある亀の保護や、亀の違法な販売を防ぐための活動などを行っている。

最終更新:5/25(土) 23:47
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事