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ひろゆきが勧める若手社会人のサバイブ術

5/24(金) 14:14配信

マイナビニュース

ひろゆきが勧める若手社会人のサバイブ術

「デスクワーク系の仕事は全部なくなるが営業という仕事はなくならない」「生活レベルを上げて幸せになった人を見たことがない」「スキルアップは"コスパ"で決めるべき」――といった刺激的な文言で話題の書籍『自分は自分、バカはバカ。』(税込1,404円)。

著者のひろゆき氏はご存知、2ちゃんねるやニコニコ動画などを世に送り出したネット業界の著名人だ。現在はフランスに在住し、英語圏最大の掲示板「4chan」の管理人を務めるなどグローバルに活躍している。

前回は「将来なくなる仕事」「なくならない仕事」や行き抜くためのスキルについて、ひろゆき氏の考えを紹介した。今回は日本の社会変化と会社で生存するための心構えを話してもらった。

終身雇用はバブルと同じ幻想

――今や会社に入って終身雇用で定年まで勤めるという時代ではなくなりました。さきごろ経団連会長やトヨタ社長が「終身雇用を守るのは難しい」という発言で物議を醸しました。

そんなの前から知ってましたという感想ですよね(笑)。そもそも終身雇用って戦後の1960年くらいからの制度なので、そこから働いて本当に終身雇用された人が出てからまだ10年ちょっとしか経っていないんです。

そう考えると、公務員は別にして、終身雇用ってわずかの期間しか成立していない幻の制度なんですよね。バブル時代と同じでファンタジーなんですよ。経営者にとっては幻想をつくるのは正しいのでしょうけど、会社員がそれを真に受けちゃうと大変ですよね。

ただ、さすがに今の若い子でまともに信じている人はいないでしょう。特に40代以下は就職氷河期を知っていますからね。

――その就職氷河期世代も現在、政府により人生再設計第一世代と言い換えられました。

就職氷河期でフリーターにしかなれなかった世代が、そろそろ体力が落ちてきて生活保護を受け始めます。そうなると税金がかかって困るから、そうならないように自助努力で何とかしなさいよということでしょうね(笑)。

生活水準を上げない生き方

――救いのない話ですね(苦笑)。そういった就職氷河期世代、そしてもっと若い世代が将来をサバイブしていくためにはどうすればいいのでしょうか。

大事なのは生活水準を上げないことだと思いますよ。生活水準を上げてしまったため、お金がなくなっても下げられずに生活保護を受けるまでになった友だちがいましたからね。もちろん、お金があるなら生活レベルを下げなくてもいいですよ。金融資産が1億円とかあれば、金利で生活もできるでしょう。

でもお金を貯めないといけない人が生活レベルを上げてしまうと、お金を貯めるまでの時間が延びて、結局長く働かないといけませんからね。

もっとも、若い人の多くはぜいたくはしないんじゃないですか。30~40代くらいはまだクルマを買いたがったり、デートでおごったりする世代ですけど、20代くらいから下はデートも割り勘が当たり前でしょう。僕は40代ですけど、今も昔も割り勘派ですよ。

――誰かにおごったりすることもないと。

そもそもおごらないと話ができない人とは話す必要がないんですよ。普通にご飯を食べるならお互いの家に行けばいいじゃないですか。僕は仲良くなりたいと思う人とは友だちになりたいんです。外食しないと話せない相手は友だちではないですよね。

新卒は大企業への就職を目指すべし

――その他に若手社会人が知っておくと良いことはあるでしょうか。

僕は「新卒は入れるなら大企業に入った方がいい派」なんです。仮に辞めたとしても、その会社の作法や社風が分かっていることで取り引きしやすくなるなど有利なことも多いですから。バカバカしいと思うような作法や社風があるかもしれないけど、そもそも何が役立つのか役に立たないのかを判断できるのはすでに成功した人だけで、新卒の段階では判断できないです。

だったら、それがわかるまでは先輩の言うことを聞いておいたほうがいいと思いますね。できる上司や先輩がどうやって成功したのか、直接聞いてしまえばいいと思いますよ。偉い人に話すのは緊張するかもしれませんが、多くの日本人は「若い人に頼られると、その人を可愛がる」という呪いにかかっているので大丈夫です(笑)。

――ただ、それでも自分自身に明確な売りがなく、自信を持てない人もいそうです。

普通の人はほとんどがそうですよ。僕だってそうです。何も特殊な能力を持っているわけではありません。何か成功した人の大多数は能力で成功したわけではなくて、行動したことで成功したのですよ。


取材協力:ひろゆき


本名・西村博之。1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとしても活躍する。2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。2006年、「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。2009年「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人となった。

山田井ユウキ

最終更新:5/24(金) 14:14
マイナビニュース

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