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セバスチャン・ベッテル、昨年入院中だったニキ・ラウダに手紙を出した”理由”を語る

5/24(金) 14:44配信

motorsport.com 日本版

 5月20日に70歳の生涯を閉じたニキ・ラウダ。そのラウダは昨年8月に入院し、肺の移植手術を受けた。退院したラウダは、入院中にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から直筆の手紙を受け取ったことを明かし、それは「大きな喜びである」と語っていた。

【写真】ベッテルがモナコで使う”ニキ・ラウダ追悼”特別ヘルメット

 この手紙を出した理由について尋ねられたベッテルは、「尊敬していたからだ」と語った。

「僕は彼の体調があまり良くないと聞いていた。そして電話で話せる状態でもないと聞いていたんだ」

 そうベッテルは語った。

「もしみなさんがそういう状況にいたらどうだろうか? (手紙なら)少し読むだけでいいのだから」

「私にとってそれは、非常に簡単なモノだったけど、尊敬の印だったんだ」

 F1の歴史にも詳しいベッテルは、ラウダと過ごすことができたのは”特権”的なことだったと語った。そして様々なことをラウダに尋ねたと言う。

「僕は彼にいろんなことを尋ねた。マシンはどうだったのか、フェラーリで過ごした時はどうだったのか、そしてエンツォ・フェラーリはどんな人だったのかなどということをね」

 ベッテル曰く、ラウダが達成したこと、その人格、そしてF1に対してしてきたことが、尊敬の念を抱く要因になったという。

「彼を知っているというだけではなかったことに、僕は特権的なモノを感じた。彼と定期的にお喋りをしたり、ジョークを言い合ったりしたんだ」

 そうベッテルは付け加えた。

「彼のユーモアのセンスは、とてもダイレクトなんだ。それが冗談なのか、それとも”声明”なのか、分からない時もある。そのことを、僕は確かに楽しんだ」

「F1の世界のみならず、彼のような人に会うことはあんまりない。彼は独特な人だった」

 ラウダはライバルチームであるメルセデスのノン・エクゼクティブ・チェアマンを務めていた。しかしそれでも、ラウダはいつも”紳士的”だったとベッテルは語る。

 テレビで見たラウダと実際のラウダはどう違っていたのか? そう尋ねられると、ベッテルは次のように語った。

「彼はそのまんまだった。テレビで観るのと実際に会うのでは、大きく異なる人がたくさんいる。そういう人が急増しているんだ」

「しかし、ニキはそういう人じゃなかった。彼は彼だった。彼は決して、他の誰かのふりをするようなことはなかった。彼は非常に率直で、正直な性格だった。このスポーツに情熱を傾けている真のレーサーだった。人々が尊敬すべき部分がたくさんある」

「彼は埋めることができない、大きな差を残したまま逝ってしまった」

Scott Mitchell

最終更新:5/24(金) 14:44
motorsport.com 日本版

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