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【巨人】原監督、鬼采配で連敗止めた!今村、勝利まであと2人で交代…広島と1差、24日にも奪首

5/24(金) 6:16配信

スポーツ報知

◆巨人7―4DeNA(23日・東京ドーム)

 巨人は原監督の鬼采配でDeNAを下し、連敗を2で止めた。両軍無得点の4回、5連打を含む打者11人、7安打の猛攻で一挙6点。5番・亀井の右中間三塁打による先制打が勢いづけた。5回には、指揮官がソトに3ランを浴び3点差に迫られた今村を、勝ち投手の権利まであと2人のところで降板させた。2番手の桜井がプロ初勝利。試合のなかった首位・広島とは1ゲーム差となり、24日からの本拠地3連戦で首位浮上を狙う。

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 胸騒ぎがした。原監督は、変わろうとしている試合の流れを感じた。6点リードで迎えた5回。今村がソトに14号3ランを許した。続く筒香は空振り三振に仕留めたものの、制球のばらつきが目立った。「6点を取った後の、あの3点の取られ方はね。勢いを止めなきゃいけない」。迷わずベンチを出る。桜井の投入を告げた。リードはまだ3点。勝利投手の権利まであと2死というところで指揮官が勝負の“鬼”となった。

 今村は確かに、驚異的とも言える粘りを発揮していた。登板した5イニング全てで、先頭打者を塁に出した。だが、2回1死二、三塁を坂本勇の好守にも助けられて無失点でしのぐと、3回、4回と連続で招いた無死一、二塁もいずれも併殺を絡めて切り抜けた。原監督は「奇跡的な形で点を取られていなかった」と評価。その粘りが4回の打者11人一挙6点の猛攻を呼んだことは間違いない。

 それでも継投を選択した。現役時代に通算382発を誇った名将だから、わかる境地がある。「やっぱり本塁打って、球場の空気を変えるでしょ」。6点を一気に奪われ、消沈しかけたDeNAベンチや左翼席のハマっ子が息を吹き返した。「あの場面、2点までは(今村で)いこうと思っていたけど、いきなり3点取られた。あそこはもう(流れを)渡せなかった」と説明。2番手・桜井が後続を断ったことで、今村も救われた。左腕は「信頼されるように頑張ります」と一層の精進を誓った。

 終盤も、試合の機微を読み取った。8、9回には相手打線とのマッチアップを考えて中軸との対戦となる9回に、中継ぎ陣の中で一番の信頼を寄せる中川を、2登板続けて最終回を任されていた沢村は、7番から始まる8回を託された。「そこの考え方は変わっていない」と原監督。沢村は2死満塁の危機を背負ったが、ソトを遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。20日に現役引退を表明した上原浩治氏の背番号「19」を帽子のつばに書き込み、魂を継承。「61の見間違えじゃないですか?」とうそぶいたが、現役時代の上原氏同様、勝利の方程式を背負う覚悟を示した。

 指揮官の冴(さ)え渡ったタクトで選手も躍動し、連敗を2でストップ。貯金を再び6にし、首位・広島とも1ゲーム差に迫った。本拠・東京ドームでの連敗も5で止め、24日からはその広島を迎えての3連戦が始まる。「(打線に)連打も出たしね。また明日はしっかり戦っていきたい」。勝負にこだわり、時に情を排する。大きな価値を持つ1勝となった。(西村 茂展)

最終更新:5/24(金) 7:09
スポーツ報知

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