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F2モナコレース1:デ・フリーズ圧倒的速さで2勝目。松下信治が3位表彰台+最速ラップ!

5/24(金) 20:45配信

motorsport.com 日本版

 FIA F2の第4戦、モナコラウンドのレース1が行われた。優勝したのはニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)で、9番手スタートの松下信治(カーリン)は3位表彰台を獲得した。

【リザルト】FIA F2モナコラウンド:レース1結果

 前日に変則の2グループ制で行われた予選では、全体トップタイムを記録したデ・フリーズがポールポジションを獲得。2番グリッドは予選グループAでトップタイムを記録したカラム・アイロット(ザウバー/チャロウズ)となった。ミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)は4番グリッド、松下は9番グリッドからのスタートとなった。

 フォーメーションラップを終え、グリッドについたアイロットだが、間も無くスタートというところで手を振り、発進できない旨をアピール。フォーメーションラップがやり直されることとなった。アイロットのマシンはピットに戻され、再始動を試みるが、結局リタイアとなった。

 フォーメーションラップやり直しにより、当初の予定から1周減算されて41周となったレースがスタート。デ・フリーズが順当にトップで1コーナーを抜け、ルカ・ギオット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)、セルジオ・セッテ・カマラ(DAMS)が続く。松下は6番手に順位を上げた。

 今回のレース1では、スーパーソフトタイヤとソフトタイヤの2種類のタイヤを使用する義務があるが、スーパーソフトタイヤでスタートしたシューマッハー、アンソニー・ユベール(BWTアーデン)、ニコラス・ラティフィ(DAMS)らは10周を待たずにピットインし、タイヤを交換した。

 10番手を走るシューマッハーに肉薄するラティフィは、17周目のヘアピンで仕掛けるが、曲がりきれず接触。フロントウイングにダメージを負ったラティフィはピットインを余儀無くされた。

 その後シューマッハーは、ピットインを済ませていないタチアナ・カルデロン(BWTアーデン)に追いつくが、極端に狭いモンテカルロ市街地コースの特性も手伝って、数周にわたって抜きあぐねてしまう。20周目のラスカスでついにインに飛び込むが、シューマッハーの左フロントがカルデロンの右リヤに接触。2台がコースを完全に塞ぐ格好でストップしてしまい、セッションは赤旗中断となった。

 レースは約30分にわたる中断の後、22周目から再開した。上位3台はデ・フリーズ、ギオット、セッテ・カマラでスタート時と変わらず。4番手には松下、5番手にはジョーダン・キングの代役として出場のアーテム・マルケロフ(MPモータースポーツ)というオーダーで残る20周を戦うこととなった。

 カルデロンとの接触の原因を作ったと判断されたシューマッハーにはドライブスルーペナルティが言い渡され、さらにコース外通過によってアドバンテージを得たとして5秒ペナルティも科されてしまい、上位戦線から離脱した。

 33周目、ラティフィがラスカスでショーン・ゲラエル(プレマ・レーシング)と接触。ラティフィにもドライブスルーペナルティが科せられることとなった。

 一方松下はレース再開直後から3番手のセッテ・カマラに肉薄し、プレッシャーをかけ続ける。そして35周目にピットインし、ライバルに対し先手を取った。

 続く36周目にセッテ・カマラもピットインし、松下の前でピットアウトしたが、アウトラップはペースが上がらず。その隙を突いた松下が3位に浮上した。

 レース終盤、ジャック・エイトケン(カンポス・レーシング)とファン-マヌエル・コレア(ザウバー/チャロウズ)が立て続けにクラッシュ。残り3周でセーフティカーが出動する。ファイナルラップでセーフティカーは解除されたが、順位に変動はなく、デ・フリーズがポール・トゥ・ウインを達成した。2位にはギオットが入った。

 3位は9番手スタートの松下。シーズン序盤に彼を襲った不運を払しょくする、会心の走りで表彰台に登った。また、ファステストラップも記録したため、3位の15ポイントに加え、ボーナスの2ポイントも獲得し、ポイントランキングも15位から9位に浮上した。

 ポイントランキングを独走していたラティフィは、接触でペナルティを科せられるなど精彩を欠いてしまい、デ・フリーズに1ポイント差まで迫られてしまった。なお、初の表彰台が期待されたシューマッハーもペナルティを受けるなど流れを掴めず、12位に終わった。

戎井健一郎

最終更新:5/24(金) 20:46
motorsport.com 日本版

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