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【日本ダービー】あるぞ!スピード持続力に秀でた皐月賞2着馬ヴェロックスの逆転

5/24(金) 21:22配信

東スポWeb

【日本ダービー(日曜=26日、東京芝2400メートル)新バージョンアップ作戦】3歳の頂上決戦・第86回日本ダービーが刻一刻と迫っている。GI・2勝馬サートゥルナーリアの無敗戴冠支持が多数を占める中で、新VU作戦・明石尚典記者の結論は「逆転あり」。緻密なラップ分析から、スピード持続力に秀でた皐月賞2着馬ヴェロックスの逆襲を予告した。

 ダービーのVタイムは世代レベルを映す鏡。これは当欄のポリシーの一つであるが、今年だけはその認識を改めざるを得ないかもしれない。3歳牝馬の頂点を決めるオークスのVタイムは2分22秒8。あのジェンティルドンナがマークした2分23秒6を軽く上回るレースレコード樹立が、現在の馬場レベルを何よりも雄弁に物語っているからだ。

 キングカメハメハが2分23秒台に足を踏み入れた2004年以降、オークスのVタイムがダービーを上回ったのはわずかに2回(ともに良馬場)。よほどまとまった雨でも降らない限りは、オークスに続く2分22秒台突入はまず避けられない。ダービー史上例を見ない高速決着濃厚となれば、地力に勝る皐月賞1~3着馬にとっては強烈な追い風。伏兵台頭の可能性は皆無とみてサートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーの序列の見極めに全力を注ぐ。

 3頭の力関係を見極めるうえで、大いなる示唆を与えてくれるのがオークスのレースラップ。前後半4ハロンが47秒0でピタリ一致のイーブンペースも、残る中間4ハロン(5~8ハロン目)の合計は48秒8。2分22秒台の超高速決着とはいえ、ヴィクトリアマイル(8ハロン1分30秒5)のような全く息が入らない展開とは一線を画している。勝敗の行方を左右したのは、12秒2→11秒7へと急激にペースアップしたラスト4ハロン地点。ここからゴールまでを最も速く走り抜けたのが勝ち馬ラヴズオンリーユーだった、というわけだ。

 おのずと時計が出る超高速馬場で優先すべきは、爆発的な瞬発力よりも長く脚を使えるスピード持続力。となれば、ヴェロックスにも逆転の目が出てこよう。

 ヴェロックス10ハロンV2と同開催古馬準オープンのラップを比較してみよう。皐月賞前の10ハロンV2の自身後半7ハロンラップ。若駒S=1分23秒7(中間4ハロン49秒5+上がり3ハロン34秒2)、若葉S=1分24秒5(同49秒4+35秒1)はともに同開催の古馬準オープンに完勝(寿S=1分25秒3、但馬S=1分24秒9)。爆発的な瞬発力では一歩譲るものの、スピード持続力比べには一日の長があり、この見方には十分な説得力(データ)がある。

 直線接触の不利がありながらも、皐月賞の着差はわずかにアタマ。得意のスピード持続力勝負に持ち込めば、形勢逆転のシーンがあっても何ら不思議はない。

最終更新:5/24(金) 21:30
東スポWeb

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