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米大統領、ロシア疑惑の発端調査で情報機関に協力するよう指示

5/24(金) 13:19配信

ロイター

[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、国内の情報機関に対し、2016年大統領選のトランプ陣営への情報収集活動に関するバー司法長官の調査に協力するよう大統領覚書で指示した。バー氏は、違法な情報活動がトランプ陣営とロシアの共謀疑惑が浮上するきっかけとなったかどうかについて調査している。

ホワイトハウスのサンダース報道官は「司法長官の要請と提言を受け、トランプ大統領が情報機関に対し、16年大統領選での監視活動に関する司法長官の調査に迅速かつ全面的に協力するよう指示した」と述べた。

バー氏が適切と判断した場合に特定の情報の機密扱いを解除することも認めた。

トランプ政権はモラー特別検察官によるロシアの大統領選介入疑惑を巡る捜査報告書について議会民主党と激しい応酬を繰り広げている。一部が非公開となっている報告書でモラー氏はトランプ陣営とロシアとの共謀は立証されなかったと報告している。

共和党のマーク・メドウズ下院議員は大統領の指示が出たことを受け、ツイッターに「国民は司法省で何が起きたかについて真実を知ることになる」と投稿した。

下院情報委員会のシフ委員長(民主党)はトランプ氏の指示を批判。「トランプ氏は自身の司法妨害について国民に真実を何も伝えないのに、バー氏と共謀し、法執行機関と機密情報を使って政敵を攻撃している」と主張した。

トランプ氏は大統領選で自身の陣営の立場を弱める目的の調査をオバマ前政権が指示したと疑っており、調査を主導した情報当局者に報復することを狙っている。

トランプ氏は20日にペンシルベニアで開かれた集会で「コミー、ブレナン、クラッパー、われわれは汚れを一掃する」と訴えた。コミー前連邦捜査局(FBI)長官、ジョン・ブレナン元中央情報局(CIA)長官、クラッパー前国家情報長官はトランプ氏に批判的だった。

バー司法長官は前月、上院の公聴会で、米情報当局が大統領選でトランプ陣営に違法な「スパイ行為」を働かなかったかどうかについて調査する考えを示した。その後、「権限を越えた監視」と言い直している。監視活動がロシア疑惑捜査の発端となったのかどうかを調べる目的があり、バー司法長官はコネチカット州の連邦検事を調査の責任者に指名している。

*内容を追加しました。

最終更新:5/24(金) 15:25
ロイター

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