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児童の安全へ通学路電柱に防犯カメラ 福井市の自治会、北陸で初

5/24(金) 8:39配信

福井新聞ONLINE

 児童を犯罪や不審者から守ることを目的に、福井市松本地区自治会連合会は5月21日までに、地区内の通学路にある北陸電力の電柱3本に防犯カメラを取り付けた。24日から運用する。北陸電が、保有する電柱を防犯カメラの設置場所として2月に提供を始めて以降、設置されるのは北陸3県で初めて。

 松本地区は3月、同連合会長や松本小校長、PTA会長、見守り隊長らが通学路を視察。児童の歩く方向や住宅や街灯の少なさなどを考慮し、住民の生活が映らないようプライバシー保護に注意しながら、電柱やカメラの角度を検討した。北陸電への申請、審査を経て、町屋2・3丁目の交差点と文京1丁目の県道(通称フェニックス通り)沿いに取り付けた。

 北陸電によると電柱は県内に14万本あり、これまでも電話線や街灯、信号、標識などに使われているが、防犯カメラ設置のニーズが高まっていることから利用条件などを整理した。

 カメラ設置は防犯目的に限られ、利用できるのは国や地方自治体、警察、消防などで、自治会や町内会は公共性などが認められれば可能。利用料は1台につき年額税込み972円。

 運用に当たり松本地区は、プライバシー侵害にならないようデータ管理に関する規約を設けた。規約では、画像の所有権を自治会連合会とした上で▽捜査機関からの要請や、人命などに緊急の必要性がある場合以外はデータを第三者に提供しない▽画像の閲覧は提供依頼時と保守点検時のみ▽運営管理責任者は自治会連合会長、副責任者は松本公民館長でともに守秘義務を負う―ことなどを盛り込んだ。遠田公一同連合会長(74)は「児童がより安心、安全に登下校できるようになれば」と話す。

 北陸電によると、県内では2月以降、自治会から5件ほど相談があった。設置できる高さは、付近の配線や道路状況などによる。

 富山市は本年度、街頭防犯カメラを130台設置する。現在、設置場所を検討しており、北陸電の電柱も視野に入れている。

最終更新:5/24(金) 8:52
福井新聞ONLINE

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