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外部コーチが体罰か 至近距離からボール蹴り当てる サッカー強豪の前橋商業高 鼻血出す部員も

5/24(金) 6:03配信

上毛新聞

 群馬県立前橋商業高サッカー部で、外部指導者の男性コーチが「守備練習」と称して部員をゴール前に立たせ、至近距離からボールを蹴り当てる行為をしていたことが23日、同校関係者への取材で分かった。顔に当てられて鼻血を出す部員もいた。疑問視する保護者の指摘を受け、コーチは指導を外された。関係者は「体罰と思われても仕方がない」としている。一方、同校は「不適切な指導があったかどうかを含め詳細を調べている」としている。

◎「みんながやらされていた」

 関係者によると、問題の行為があったのは今月11日。ゲーム形式の練習で守備側の部員が相手のシュートをよけたことをとがめ、コーチが全体練習の後、部員をゴール前に一人ずつ立たせ、2~3メートルの距離からボールを強く蹴り込んだという。この際、コーチはボールを体で止めるよう指示していた。

 監督は不在だったという。関係者は「(ボールを)体にぶつけるという意味合いが大きかった。体罰だと思われても仕方がない」と話した。

 ある部員は「みんながやらされていた」と話し、別の部員は「試合で負けてから(コーチらの)練習が厳しくなった」としている。

 同校や県教委によると、保護者から学校側に連絡があり、問題が発覚。同校は監督や教員らに聞き取りを行い、男性コーチは18日から指導を外れた。同校は同日、3年生部員の保護者会を開き、経緯などを説明した。

 コーチは長年、同部で外部指導者を務めていた。

 高坂和之校長は23日、上毛新聞の取材に、「まだ聞き取りが十分にできていない」などとして、コーチの行為が適切かどうかの明言を避けた。その上で「コーチ一人の問題ではなく、学校全体の問題として捉えている」とした。

 県教委も事態を把握しており、「体罰に当たるか慎重に調べている。不適切な行為があった場合、注意喚起を行うなどしっかり対応する」としている。

 前橋商業高サッカー部は全国高校サッカー選手権に11度出場した強豪として知られ、1988、89の両年度には4強入り、2004年度には8強入りした。

最終更新:5/24(金) 6:03
上毛新聞

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