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《ブラジル》野球=JICAチームが初対戦=現地クラブに2戦圧勝=「日本人らしいプレー見せる」

5/24(金) 5:30配信

ニッケイ新聞

 独立行政法人国際協力機構(JICA)ブラジル事務所(佐藤洋史所長)は、アニャンゲーラ日系クラブ(竹田クラウジオ会長)及びインダイアツーバ日伯文化体育協会と共催で、JICAチームとブラジル成人野球チームの国際親善試合を18、19日に行った。18日は同クラブチームと野球で対戦、19日は同協会チームとソフトボール(塁球)で対戦し、2戦ともJICAチームが勝利を収めた。JICA指導者がチームを作って地元クラブと対戦するのは、今回が初めて。

 JICAはブラジル国内7州15都市に野球指導者として日系社会青年海外協力隊員を派遣している。その15人の青年隊員が集まって、子ども向け野球教室をする企画が持ち上がり、どうせ集まるならと模範プレイを見せるための試合をすることになった。
 18日は朝から降り続く雨が止まず、試合の開始遅延が発表され、午後に予定されていたサンパウロ市及びカンピーナス市近郊の野球チームに所属する子供向けの野球教室を前倒しで行うことになった。約90人の子供らが参加し、野球技術や練習方法の指導が行われた。
 午前10時すぎに開会式が行われ、野口泰在サンパウロ総領事、佐藤所長、竹田会長らが挨拶を述べた。午後には天候が回復したため、急きょ試合が行われた。普段はアマゾナス州マナウス市で野球指導を行っている宮田瑠星さん(24)は「日本人のチームなので、礼儀や規律といった日本人らしい野球を見せたい」と意気込みを見せた。
 対戦相手のアニャンゲーラ日系クラブは、キューバ出身の元プロ選手を指導者として招くなどしており、ブラジル国内最高峰の野球大会「COPA TOYOTA」で準優勝も果たした強豪チーム。
 午後3時に試合開始、JICAチームの攻撃から始まった。1回表、JICAは先頭打者が初球を二塁打で捉え出塁。2番、3番も安打で続き、先制点を取った。しかし同回裏、ブラジルは二者連続本塁打で一挙3点を奪い逆転。
 2回表、JICAは2本の本塁打などで再び逆転、さらに追加点を奪い、相手投手をマウンドから引きずり下ろした。その後はブラジルの攻撃を凡打で打ち取り、追加点を与えなかった。試合開始が遅れたことから4回で試合終了。8対3、JICA勝利で幕を閉じた。
 2回表にダメ押しの3ラン本塁打を放ったJICA主将の森清将史さん(26)は「プレー中の声かけ、劣勢からの立て直しなどチームで支え合って粘り強い日本人らしい野球ができた」、また本塁打については「優勢で流れも良かったので、思い切り振った」と試合を振り返った。
 19日、JICAは同協会チームと塁球で対戦し、13対0で完封勝利を収めた。同日の子供向け野球教室では約120人が参加した。

最終更新:5/24(金) 5:30
ニッケイ新聞

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